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今年は昭和100年。レンタカーで、懐かしき関西レトロドライブインへ!

2025.05.31
  • コラム

こんにちは、京都の格安レンタカー会社、ベストレンタカーです。

2025(令和7)年の今年は、昭和100年でもあります。

昭和が終わってもう36年が経ちますので、昭和なんて知らないよという方も多いかもしれません。しかし、最近は「昭和レトロ」なんて言葉が生まれているように、昭和の懐かしい雰囲気に注目が集まっているようですよ。

そこで今回は、昭和の雰囲気が残るスポット、特にドライブ先やドライブ途中に立ち寄るのにぴったりの、レトロなドライブインをいくつか紹介します!

昭和レトロなドライブインの魅力とは?

「ドライブイン」という言葉自体、最近はあまり聞かなくなっています。

ドライブインとは、高度経済成長期以降、自動車の普及とともに生まれた、道路沿いの食堂やお土産物屋さんです。交通量の多い国道沿いなどに作られて、ドライブを楽しむ人たちはもちろん、長距離ドライバーの方や、規模によってはバスツアーの立ち寄り先として人気を博しました。

今でいうと、道の駅や高速道路のサービスエリアなどに近い存在かもしれませんね。

とはいえ、ドライブインには大きな欠点がありました。それが、24時間営業ではないため、深夜・早朝の休憩には利用できないこと。そのため徐々に、24時間、たとえお店は使えなくてもトイレが使え、休憩もできるような施設の必要性が高まってきました。

そこで生まれたのが「道の駅」です。「道の駅」の第一号が生まれたのは、1991(平成3)のこと。やがて道の駅は日本全国に広がり、人気を博するようになりました。そして、バスツアーや一般のドライブ旅行客は、徐々に道の駅を利用するようになっていきます。

同時に、高速道路網が発達するようになり、長距離ドライバーは高速道路を利用するようになりました。ドライブインがあるような国道を利用する頻度は減り、休憩もサービスエリアなどを利用するようになっていきます。

このような事情の変化から、ドライブインの利用客は減ってきました。そして、少しずつドライブインも減ってきて、多くの店が閉業せざるを得なくなったのです。

現在営業を続けているドライブインの多くは、開業当時の雰囲気を色濃く残しているところがほとんどです。今っぽい洗練された内容ではありませんし、食堂のメニューも定番中心。味も、素朴な家庭料理的な味付けです。

もしかしたら、昭和をリアルタイムで知らない人にとっては、入るのに少し思い切りが必要になるかもしれません。しかし、思い切って入ってみると、昔の「昭和」の雰囲気がたっぷり味わえる、レトロな空間と味を思う存分楽しめますよ。

関西レトロドライブインその1 ドライブイン ダルマ(京都府舞鶴市)

ドライブインダルマ

関西のレトロドライブインの代表的存在が、京都府舞鶴市にある「ドライブイン ダルマ」です。オープンは1971(昭和46)年なので、押しも押されもせぬ昭和生まれのドライブインです。

ここは「ドライブイン」と名前がついていますが、いわゆる「食堂」はありません。代わりにあるのが、懐かしの食べ物の自動販売機。うどんやラーメン、ハンバーガーなどの自動販売機があり、あつあつの食事が食べられます。

こういった食べ物の自動販売機も、今はほとんどみかけなくなりました。現役稼働しているスポットは少なく、そのため「ドライブイン ダルマ」は、「自動販売機の聖地」とも呼ばれています。

また、店内にはインベーダーゲーム(ご存知の方は昭和っ子のはず!)などのレトロゲームもありますよ。昭和生まれの方は懐かしさを、平成~令和生まれの方は新鮮さを感じるのではないでしょうか。

ドライブイン ダルマの住所、電話番号、営業時間など

公式URL:https://maizuru-kanko.net/archives/gourmet/933
住所:京都府舞鶴市字丸田822-1
電話番号:0773-82-0213
営業時間:8:00~18:00
定休日:水曜日

京都市街からドライブイン ダルマへのアクセス

京都縦貫自動車道を北上。舞鶴大江ICから一般道に降り、地頭交差点を左折し、国道175号線、国道178号線を道なりに進む。京都からの所要時間は1時間40~50分。店舗前に駐車場あり。

ドライブイン ダルマ近くの立ち寄りスポット

天気がいいなら、由良川沿いに河口方面に走ってみましょう。すると、河口付近に京都丹後鉄道の由良川橋梁があります。ただ、由良川橋梁付近には駐車場がないので、あくまで車窓から楽しむだけに留めましょう。

また、由良川橋梁を越えると、江戸時代から続くハクレイ酒造株式会社 天の蔵の駐車場があります。お店は集落の中にあるので、駐車場に車を停めてお土産探しに行ってみてはいかがでしょうか。地酒のほか、チーズケーキなどの洋菓子も販売していますよ。

関西レトロドライブインその2 ドライブステーション日本海(兵庫県美方郡香美町)

ピンク色の外観が目を引く「ドライブステーション日本海」。兵庫県美方郡香美町にある、地元の人々はもちろん、観光客にも愛される、昔ながらのドライブインです。

外観こそ華やかですが、中身はオーソドックスな雰囲気の食堂。漫画の単行本が並ぶ本棚を見ていると、近所の喫茶店(カフェではなく!)や、ラーメン屋にいるような安心感や懐かしさを感じます。

特に評判のメニューは、地元但馬牛を使ったハンバーグ定食や、同じく地元の八鹿豚を使った豚汁定食。「定食でこの量!?」と思うほどのボリュームで、おなか一杯になりますよ。

幹線道路である国道9号線沿いという立地のせいか、店内には「えっ!?」と驚くような人のサインもあるそうなので、これもお楽しみのひとつになりそうですね。

ただ、京都からは少し遠いので、ドライブステーション日本海だけを目当てにドライブするのはもったいないかもしれません。近くの立ち寄りスポットと合わせて、さっくり日帰りもしくはのんびり1泊2日のドライブにするといいでしょう。

ドライブステーション日本海の住所、電話番号、営業時間など

URL:https://tabelog.com/hyogo/A2808/A280802/28021058/ (食べログ)
住所:兵庫県美方郡香美町村岡区入江1310-1
電話番号:0796-95-0157
営業時間:10:00~20:00
定休日:月曜日

京都市街からドライブステーション日本海へのアクセス

国道9号線を通って亀岡へ。そこから国道372号線などを経由して丹波篠山市に向かいます。丹波篠山市に入ったら、国道176号線を経由して氷上町方面を目指しましょう。氷上ICから北近畿豊岡自動車道に入り、八鹿氷ノ山ICから一般道へ。ICを出た後は左折して、国道9号線を道なりに進みます。

京都からの所要時間は約3時間40~50分。途中で適宜休みを取りながらのんびりドライブしましょう。

ドライブステーション日本海近くの立ち寄りスポット

関宮ループ

立ち寄りではないですが、八鹿氷ノ山ICを降りた先にある「関宮ループ橋」。ループ橋というのは、その名の通りぐるりと輪を描いて上る(下る)橋です。スピードの出し過ぎには注意して、ぐるりと走る風景を楽しんでみてください。

また、ドライブステーション日本海に至るまでにはいくつか道の駅もあります。ドライブインを楽しみに行く途中で道の駅に立ち寄るのも……という気はしますが、休憩などに利用するのもおすすめ。

30分程度ドライブすれば香美町や浜坂温泉へ、また1時間程度ドライブすれば城崎温泉に行けますので、日本海の海辺の町で海の幸や温泉を楽しみつつ1泊ドライブ旅行もいいと思います!

関西レトロドライブインその3 ドライブイン山添(奈良県山辺郡山添村)

ドライブイン山添は、奈良県の山添村、名阪国道の山添IC降りてすぐのところにあるドライブインです。創業は1964(昭和39)年。東京オリンピックが開催され、東海道新幹線が開通した年です。

佇まいはもちろん、内装も「ザ・昭和」。

食堂は、注文して作ってもらうタイプではなく、ケースの中のお惣菜を選ぶタイプ。この注文の仕方も、なんとなく懐かしさを感じます。家庭料理的な、体にしみる美味しさの味付けが評判で、リピーターも多いドライブインです。

ドライブイン山添の住所、電話番号、営業時間など

URL:https://tabelog.com/nara/A2901/A290101/29006636/ (食べログ)
住所:奈良県山辺郡山添村大字大西984-1
電話番号:0743-85-0502
営業時間:9:00~19:30(水・土は14:00まで)
定休日:日・祝日・お盆・年末年始

京都市街からドライブイン山添へのアクセス

第二京阪道路から京奈和自動車道に入り、奈良方面へ。奈良に入ったら国道24号線を南下し、郡山ICから西名阪自動車道、名阪国道を経由し、山添ICで一般道に降ります。ドライブイン山添は、山添ICを降りてすぐ左手です。京都からの所要時間は約1時間40~50分です。

ドライブイン山添近くの立ち寄りスポット

車で10~15分走れば「フォレストパーク神野山」というレジャースポットがあります。ここの山頂展望台からは360度パノラマの景色が楽しめます。さらにヒツジのえさやりなどが楽しめる「めえめえ牧場(まきば)」もあるので、お子さん連れの方も楽しく過ごせるのではないでしょうか。

また、大和高原広域農道を経由して、梅渓で知られる月ヶ瀬へ抜けることもできますよ。月ヶ瀬を抜けたら、そこらか南山城村へ向かって京都に帰るというドライブルートもあり。たっぷり運転が楽しめそうですね。

レトロなドライブインで、ちょんとしたタイムトリップ気分を楽しみませんか

今回は、昭和から親しまれているドライブインを紹介しました。昭和生まれのドライブインは、今っぽい華やかさや映え要素はあまりないかもしれません。しかし、まるでタイムマシンで旅行をしたかのような気分が味わえるはずです。

ぜひ、ドライブの途中に立ち寄るなどして、ほっと心和む瞬間を味わってみてください。

それでは、スタッフ一同お問い合わせ、ご予約お待ちしております!

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