7月にドライブで行きたい京都の隠れ里&夏休みに行きたい星の綺麗な町
- 2024.07.15
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- コラム
こんにちは、京都の格安レンタカー会社、ベストレンタカーです。
7月に入り、京都は祇園祭モードに入っています。明後日17日は前祭の山鉾巡行。市内各所で交通規制などが行われますので、お出かけ前には念のため京都府警のホームページなどで確認しておくことをおすすめします。
さて、そろそろ夏休みのが迫ってきました。夏休み期間のレンタカーのご予約が増え始める時期なので、レジャーの計画を立てたらお早めにお問い合わせ、ご予約いただくことをおすすめします。
行き先は後回しにして、とりあえず日程だけ押さえておく!というご予約方法もありですよ。
そこで今回は、7月にぜひ訪れたい、花咲き乱れる京都の隠れ里と、夏休みにおすすめしたいドライブ旅行先をご紹介します!
7月下旬だけのお楽しみ!花咲き乱れる京都の隠れ里(京都市左京区)
まずご紹介するのは、京都市左京区久多地区。久多は人口70人程度の小さな集落です。
アクセスもあまり良くなく、京都市内の集落にもかかわらす、一度滋賀県大津市を経由しなければいけません。一応京都市内からアクセスできる道はありますが、冬季は閉鎖されてしまいます。そのため、郵便番号はなんと大津市の番号が割り当てられています。京都市内から配達するより、大津市から配達した方が早いからなんですね。
山に囲まれた小さな、本当に小さな集落ですが、ここは7月下旬になるととても美しい花が咲くのです。
花の名前は「北山友禅菊」。
北山友禅菊はもともと久多地域に自生していた野生の菊だったそうです。その中からとくに丈夫で色が鮮やかなものを選び、平成9年から栽培するようになったとのこと。
昨年私も訪れたのですが、周囲の山々やかやぶきの民家に紫の可憐な花が映え、とても美しい光景でした。
500円(2023年現在)で10本まで摘める花畑もありましたよ。私もお土産に摘みました。
久多は車でないとアクセスできないため、人があまり多くないのもおすすめポイントのひとつです。
北山友禅菊の花畑を眺めて、周辺をちょっと散策して山里の雰囲気を味わい、最後にもう一回北山友禅菊の花畑に戻って10本お土産に摘み取って帰る。そんな過ごし方がおすすめです。
また、見頃の時期には「北山友禅菊まつり」というイベントも開催されます。2024年の開催は7月28日(日)の9:00~15:00。北山友禅菊の撮影会や特産品の販売なども行われます。
北山友禅菊について
北山友禅菊については、京都市情報館を「北山友禅菊」で検索してください。
毎年7月に入るころには、最新の見頃の時期やイベント「北山友禅菊まつり」についての情報が更新されます。
京都市街地から久多へのアクセス
京都市街地を大原方面に向かう。大原を過ぎたあとも、国道357号線(鯖街道)を道なりに進み、途中越を越える。前川橋(橋の手前に久多への道を示す青看板あり)を渡って西へ。久多に入れば、北山友禅菊の看板などが設置されているので、それを見ながら進みましょう。
京都市街地からの所要時間は約1時間30分。
空き地が数か所駐車場として使用できるようになっています。駐車料金は500円。集落の奥の駐車場が北山友禅菊の花畑にほぼ隣接しています。
前川橋を渡ってからあとの道は、ところどころ離合が困難になります。控えめなスピードで、対向車に注意して、譲り合って運転しましょう。
久多地域近くのスポット
久多地域は鯖街道近くにあるので、ドライブを楽しみたいなら鯖街道ドライブがおすすめ。また、のんびり散策したいなら大原に戻って観光したり、大原から静原へと抜ける里山ドライブを楽しんでもいいでしょう。
また、途中越から滋賀県に入り、琵琶湖や比叡山方面に足を伸ばすのもおすすめです。途中越から国道477号線を進めば琵琶湖大橋に出るので、琵琶湖大橋をそのまま渡って「第1なぎさ公園」を訪れるのもおすすめ。
第1なぎさ公園は7月下旬になるとひまわりが見頃になります。北山友禅菊とひまわり、季節の花をはしごして楽しむのも楽しそうですね。
もちろん、鯖街道を北上して朽木や福井方面まで足を伸ばすのもいいと思います!
「星空保護区」で自然と夜空を楽しむ家族ドライブ旅(福井県大野市・岡山県井原市)
お子さんと一緒に家族でドライブ旅行に行くなら、京都ではできない体験ができるところはいかがでしょうか。そこでおすすめしたいのが、満点の星空が楽しめる「星空保護区」へのドライブ旅行です。
星空保護区とは?
星空保護区とは、「光害の影響のない、暗い自然の夜空を保護・保存するための優れた取り組みを称える制度」(星空保護区のホームページより)です。
平たく言うと「地域などが協力して照明やネオンサインなどに配慮し、暗い自然の夜空を楽しめるように取り組んでいる場所」。
星空保護区は世界に211か所あり、日本にあるのは「西表石垣国立公園」「神津島(東京都)」「岡山県井原市美星町」「福井県大野市南六呂師」の4か所です。
福井県大野市六呂師エリア
六呂師は高原地帯で、牧場などがあります。星空保護区に指定されたのは2023年ですが、2005年には環境省と日本環境会が行った「全国星空継続観察」にて「日本一きれいな星空」として認定されています。昔から星空が美しいエリアとして知られていたわけですね。
昼間はハイキングやバーベキュー、夜は星空観察と、1日いっぱい遊んで、学んで、と楽しめそうですね。
とくに気持ちよさそうなのが、「ミルク工房奥越前」で定期的に開催される「星空ハンモック」。ハンモックに寝転がりながら星空を眺められるイベントです。要予約なので詳しくはミルク工房奥越前のホームページをご確認ください。
ただ星空を眺めるだけもいいけど、しっかり解説を聞きながら星空観察をしたいなら、福井県自然保護センターで行われる星空観察会がおすすめです。
土曜日に行われている観察会は、予約なしで参加できるのが嬉しいポイント。「今夜はお天気がいいから夜空もきれいそうだな、ちょっと行ってみよう」とお天気に合わせて参加が決められます。
京都市街から福井県大野市六呂師エリアへのアクセス
まずは名神高速道路を名古屋方面へ。米原JCTから北陸自動車道に入り、福井北JCTで中部縦貫自動車道に入ります。大野ICから国道157号線に出て、北へ。大渡交差点を右折し、県道26号線を道なりに進むと六呂師高原エリアです。
京都からの所要時間は約3時間30分。途中のサービスエリアなどで適宜休憩を取りながらドライブをお楽しみください。
おすすめは滋賀県の賤ヶ岳サービスエリア。有名なご当地パン「サラダパン」などが販売されています。
(地図)
岡山県井原市美星町エリア
「美星町」という名前の段階でもう、美しい星空が楽しめる予感しかない井原市美星町エリア。
実は私(ブログ担当スタッフ)も一度行ったことがあるのですが……あいにく雨模様で、星空がほとんど楽しめなかった思い出があります。悔しいので、いつかリベンジしたいと思っています。
美星町で星空観察のメインとなる場所は天文台。専門の職員の解説を元に星空観察が楽しめます。星空観察ができるのは、金・土・日・月曜日のみなので、旅行の予定を立てるときは日程にご注意くださいね。
昼間の立ち寄りどころとしておすすめなのは、美星天文台の近くにある「中世夢が原」。ここは中世(鎌倉~室町時代頃)の町並みを再現した場所です。大河ドラマ『武蔵』などのロケも行われたそうなので、歴史好きな人にとっては必見の場所ではないでしょうか。
もうひとつおすすめなのが、中世夢が原の入り口にある「美星吉備高原神楽民俗伝承館」。とぐろを巻いた大蛇がお出迎えしてくれる施設の中には、備中、つまり今の岡山県西部に伝わる神楽の資料が展示されています。
ここでは備中神楽が上演されます。私も見たのですが、かなり迫力があっていいですよ。私はヤマトタケルの八岐大蛇退治をモチーフにしたお神楽を見たのですが、八岐大蛇の動きがとても良く、演者さんの熟練っぷりを心ゆくまで楽しみました。
井原市は、倉敷市や尾道市とも車で1時間程度。星空を見た翌日は倉敷や尾道に足を伸ばして観光するのもおすすめです。
京都市街から岡山県井原市美星町へのアクセス
名神高速道路、山陽自動車道を乗り継いで岡山方面へ向かう。玉島料金所から一般道へ出て、備南街道を北へ。矢掛町に入ったら、県道48号線または県道408号線を走って山側に向かいます。
京都からのアクセスは約3時間30分~4時間。サービスエリアで休憩したり、途中で岡山などの観光を楽しんだりしてのんびり行くといいかもしれません。
(地図)
暑さに気を付けて、夏のドライブをお楽しみください!
今回は、7月にこそ訪れたい京都の隠れ里や、夏休みに楽しみたい星空が美しい場所を紹介しました。
梅雨が明けると、どんどん暑くなってきます。今年も酷暑が予想されていますので、みなさまくれぐれも熱中症などに気を付けて、楽しい夏ドライブをお楽しみください。
夏のドライブのポイントをブログにまとめています。こちらも参考にしてください。
それではみなさま、安全運転でレンタカードライブをお楽しみください。スタッフ一同、お問い合わせ、ご予約をお待ちしております!