寒い時期は、ひなびた温泉地へレンタカーで行きませんか？
- 2024.12.31
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- コラム
こんにちは。京都の格安レンタカー会社、ベストレンタカーです。
暑さがなかなか去らないなーと思っていたら、12月に入って急に肌寒くなってきましたね。京都市内の初雪は昨年よりも20日も早かったとのこと。
私（ブログ担当スタッフ）はSNSをよく見ているのですが、京都近郊でも比叡山ドライブウェイなどは早々に、冬タイヤ規制がかかっているときもあるようです。京都府北部はいわずもがな。
レンタカーで積雪が予想される地域に行かれるときは、安全のためにも、スタッドレスタイヤ（オプション）のご利用をご検討いただきますようお願いいたします。
さて、2024年最後のブログは、関西近郊のひなびた温泉をご紹介します。寒い日には体を暖めに、日帰りや一泊でお湯につかりに行ってみてはいかがでしょうか。
また、過去のブログ記事でもいくつか温泉などを紹介しているので、そちらも参考にしてください。
榊原温泉（三重県津市）
2024年のNHK大河ドラマ『光る君へ』。平安時代の物語を楽しんだ人も多かったでしょう。
『光る君へ』の主人公は紫式部ですが、彼女と同時代を生きた女性としてもう一人有名な女性作家が、『枕草子』の作者である清少納言。この清少納言が『枕草子』の中で名前を挙げて褒めた温泉が3か所あります。
「湯はななくりの湯、有馬の湯、玉造の湯」（枕草子第117段）
有馬の湯は有馬温泉（兵庫県）、玉造の湯は玉造温泉（島根県）。どちらも、現代でもなお人気の温泉地です。
では、最初に挙げられた「ななくりの湯」は……？
それが、三重県津市にある、榊原温泉です。
榊原温泉は、京都から伊勢に向かう道の途中に位置するため、かつては伊勢神宮にお参りに行く人が湯につかる「湯ごり」の地でもあったそうです。伊勢神宮とのゆかりは今も続いていて、今でも6月第1週の土曜日には、伊勢神宮に温泉のお湯をお供えする「献湯祭」が行われています。
とはいえ、有馬温泉や玉造温泉と比較すると、あまりアクセスがよくないせいか人は多くありません。お土産屋さんや食べ物屋さんが軒を連ねる温泉街的なものもなく、廃業した旅館も目立ちます。
散策はいいから、ゆっくり温泉につかりたい！という人にはおすすめです。日帰り入浴施設もあるので、ドライブの途中に立ち寄って温泉に入って休憩するという楽しみ方もできますよ。
泉質はアルカリ性単純泉。入浴後のお肌はつるつるすべすべになり、美肌効果などが期待できるのだそう。
冬は乾燥してお肌も荒れ気味なので、肌コンディションが気になる人は一度ドライブがてら訪れてみてはいかがでしょうか。
榊原温泉の詳細
公式URL：https://sakakibara-onsen.jp/
住所：三重県津市榊原町6103（一般社団法人 榊原温泉振興教会）
電話番号：059-252-0017（同上）
定休日：火曜日（同上）
京都市街から榊原温泉へのアクセス
名神高速道路を草津方面へ。草津ジャンクション手前から新名神高速道路に入り、亀山JCTまで進みます。亀山JCTから伊勢自動車道に入り、久居ICから一般道に出ます。一般道へ出たあとは、国道165号線を西へ。庄田交差点に「榊原温泉」という看板が出ているので、それを目印に右折してください。
京都からの所要時間は約2時間弱。宿泊施設や温泉施設などに駐車場がありますので、そこを利用してください。
榊原温泉周辺のおすすめスポット
私（ブログ担当スタッフ）のイチオシは、車で20分程度離れた「寶珠山 大観音寺」と「ルーブル彫刻美術館」。
大観音寺は、高さ33メートルもの純金観音像や、マイクを構えたカラオケ観音などユニークな仏像があるお寺。山間にたたずむ巨大な純金観音像の存在感は抜群です。
また、大観音寺の隣にある「ルーブル彫刻美術館」は、れっきとしたルーブル美術館の姉妹館。ミロのビーナスやサモトラケのニケなど有名な彫刻を、そのキズまで復元した複製が所狭しとならんでいて、こちらも圧倒されます。
ネット記事などではB級スポット扱いされることも多いのですが、なかなか面白い場所ですよ。
また、「周辺」と呼ぶには少し離れているかもしれませんが、車で1時間30分～2時間程度走れば伊勢神宮や鳥羽へと到着できます。昔の人のように、京都からまず榊原温泉に立ち寄ってお風呂を浴びて、伊勢神宮へ参拝してもいいかもしれませんね。
鳥羽の周辺にも温泉郷がありますので、鳥羽で一泊して温泉と海の幸を楽しむドライブ旅行もおすすめです。
犬鳴山温泉（大阪府泉佐野市）
犬鳴山温泉は、泉佐野市にある温泉地。大阪府には温泉地と呼べるような場所があまりないので、そういう意味でもちょっとレア感、特別感があるようなスポットです。
温泉地として整備されたのは戦後ではありますが、南北朝時代に傷ついた兵士がここで休んだという伝説もあるそうなので、もしかしたら知る人ぞ知る温泉だったのかもしれません。
もともと犬鳴山周辺は1000年以上昔から修験霊場だったので、修行の合間に山伏が使っていたこともあったのかな……？なんて想像も広がります。
現在の犬鳴山はハイキングの名所としても知られていて、犬鳴山温泉はハイカーなどにも人気の地。冬はハイカーも少なくなるので、よりゆったり温泉を楽しめるのではないでしょうか。
泉質は、単純硫黄冷鉱泉。硫黄を含んだ温泉ですが、湯の温度は25℃以下と低めの温泉です。筋肉痛や疲労回復などに効能があると言われているので、静かな場所でゆっくり休みたい、仕事などでお疲れの方によさそうですね。
なお、榊原温泉同様温泉街と言えるような場所はありません。日帰り入浴するにせよ、一泊するにせよ、温泉施設や旅館でのんびりしたいという方向けです。季節によっては自然の中を散策することもできますが、冬は寒いので旅館でおこもりするのがよさそうです。
犬鳴山温泉について
公式URL：https://www.city.izumisano.lg.jp/izumisano/ikitai/inunakiyama_hotsprings.html
住所：大阪府泉佐野市大木
※旅館などにより細かな住所は異なります。ナビ使用時は各旅館の住所、電話番号をご確認ください。
京都市街から犬鳴山温泉へのアクセス
第二京阪道を大阪方面へ。門真JCTから近畿自動車道に入り、和歌山方面へ向かいます。泉佐野JCTから関空方面に向かい、上之郷ICから一般道に出ます。その後は府道62号線を道なりに進んでください。
京都からの所要時間は約2時間。駐車場は各宿泊施設にあるほか、温泉郷内に有料駐車場が数か所あります。
犬鳴山温泉周辺のおすすめスポット
車で20～30分程度走れば、りんくうエリアに行けます。りんくうプレミアムアウトレットや泉南りんくう公園で買い物などを楽しんでみてはいかがでしょうか。
また、大阪府貝塚市にある水間観音（水間寺）も、車で20～30分程度の距離。縁結びの御利益があるお寺であり「恋人の聖地」にも認定されているお寺なので、良縁を探している人は訪れてみてもいいかもしれません。
冬に温泉へドライブするときに気をつけたいことは……？
今回紹介した榊原温泉、犬鳴山温泉はじめ、人気の温泉地の中には山間地にあることが多く、冬は積雪しやすい傾向があります。
冬に山間地に行く場合、気をつけたいのが「タイヤ」。京都市内では雪の気配がなくとも、山に行くとうっすら雪が積もっている、あるいは道が凍結しているケースはよくあります。
天気予報をチェックしておく、SNSなどで温泉地の名前を検索して現地の状況を確認しておくなどして、積雪が見込まれるときは必ず雪対策をしておきましょう。
最初にも申し上げましたが、弊社ではオプションでスタッドレスタイヤへの付け替えができます。もったいないと思わず、不安に思ったらぜひご利用ください。
また、山道は狭く、急カーブも多いものです。スピードの出し過ぎなどにはくれぐれもご注意ください。
マイカーをお持ちの方も、冬のドライブはレンタカーを利用したことがいいこともある！？
冬のドライブは、マイカー派の方もあえてレンタカーを利用したほうがいいこともあります。
その最大の理由は、タイヤです。
冬のドライブは冬用タイヤが安心だとはわかっていても、年に1～2回程度しかそのような機会がないと、「1～2回のためだけにスタッドレスなどに履き替えるのも面倒だな」と思いがち。そこでノーマルタイヤのまま山間部に行ってしまって不慮の事故を起こしてしまったという人の話を、たまに聞きます。
私（ブログ担当スタッフ）の知り合いにも、そのような人がいました。幸いなことに大事故には至らず怪我などもなかったそうですが、車がけっこう大きくへこんでしまい、それなりに修理費用がかかったそうです。
万一に備えるなら、スタッドレスタイヤを履いたレンタカーを利用したほうが安心ではないでしょうか。
たとえマイカーをお持ちの方であっても、冬レジャーに行くなら、レンタカーの利用もご検討いただけるとうれしく思います。
安全運転で、体の芯から温まる冬ドライブをお楽しみください！
今回は、榊原温泉と犬鳴山温泉の2か所の温泉をご案内しました。来年もまた、いくつかのドライブスポットをご紹介します。ぜひ、ドライブ先選びの参考にしてくださいね。
2025年もまた、多くの方のご利用をスタッフ一同お待ちしております。
それではみなさま、良いお年を！