シーズン到来!ブランドガニと温泉を満喫できる格安レンタカー旅3選
- 2025.10.31
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- コラム
 
 
こんにちは、京都の格安レンタカー、ベストレンタカーです。
11月に入ると、いよいよカニのシーズンがやってきます。カニが美味しいエリアといえば、やっぱり日本海。夏とはひと味違う魅力を持つ冬の海を眺めながら、温泉とカニを満喫する贅沢な旅を楽しんでみてはいかがでしょうか。
今回は、京都からレンタカーで行きやすい「ブランドガニ+温泉」が揃うおすすめエリアを3つご紹介します。
カニを食べる前に知っておきたい、基礎知識

スポットをご紹介する前に、知っておくとよりカニをより一層楽しめる豆知識をご紹介します。
いろいろあるカニの種類、その違いは?
カニと聞くと、ズワイガニも松葉ガニ、コッペガニ、タラバガニなどがよく知られています。これら4種類について、大まかにその違いをご紹介します。
ズワイガニ
日本近海で採れるカニ。深海で生息しているものは特にベニズワイガニと呼びます。
松葉がに
ズワイガニのオス。ズワイガニのオスはメスより大きく成長するため食べ応えがあるのが特徴です。水揚げする地域によって「○○ガニ」とブランド化されています。
コッペガニ
ズワイガニのメス。甲羅の中には「内子(うちこ)」があり、お腹には「外子(そとこ)」があります。
タラバガニ
北海道を中心に生息しています。「カニ」と名が付いていますが、実は本来のカニではなくヤドカリの仲間です。関西では獲れないため、今回ご紹介するスポットには登場しません。
つまり、松葉がにもコッペガニも、基本的には「ズワイガニ」。ただし、産地によって名前が異なる、と覚えておくと良いでしょう。
カニの甲羅にある黒い粒は、美味しさの証拠?
カニの甲羅に、黒い粒がついていることがあります。集合体恐怖症の方は、見た際に少しぞわっとするかもしれません。
実はこれ、「カニビル」という生き物の卵。
「えっ、ヒル!?」と驚くかもしれませんが、実際にはカニにヒルが寄生しているわけではありません。食べても問題はありませんので、ご安心ください。
カニビルは通常、岩に卵を産み付けますが、近くに岩がない場合はカニや貝などに卵をうみつけることがあります。
一説によると、カニビルは脱皮したばかりのやわらかい甲羅には卵を産み付けないそうです。そのため、この黒い粒が多く付いているカニは、脱皮してから時間が経っている、すなわち身がしっかり詰まっている証拠だとされています。
間人(たいざ)ガニ × 間人温泉(京都府京丹後市)

京都府京丹後市の間人漁港に水揚げされるズワイガニは「間人ガニ」と呼ばれ、幻のカニとして人気です。
間人ガニが「幻」と呼ばれる理由は、水揚げ量が少なさにあります。間人漁港に停泊する漁船は、小型のものが5隻のみ。しかも冬の日本海は荒れやすいため、漁に出られる日が限られています。さらに、間人ガニの品質を守るため、漁獲されたカニを厳しくチェックし、50以上の基準をクリアしないと競りに掛けられません。
そんな幻のカニである間人ガニは、鮮度の良さか大きな特徴です。漁は日帰りで行われるため、漁獲したカニはその日のうちに水揚げされ、地元・京丹後市のホテルなどを中心に提供されます。
間人付近には、温泉が楽しめる旅館などもありますので、ぜひ、旬のカニや温泉、冬の日本海の絶景を楽しむドライブに出かけてみてはいかがでしょうか。
間人ガニ、間人温泉について
公式URL:https://www.tan-go.jp (一般社団法人 京都府北部地域連携都市圏振興社 京丹後地域本部丹後町支部)
京都から間人へのアクセス
京都縦貫自動車道を北上。京丹後大宮ICから一般道に降りたら、峰山方面に向かいます。それから国道482号を北に進みます。京都からの所要時間は約2時間あまり。
間人近くのスポット
間人に行くなら、ぜひ立ち寄りたいのが「立岩」。竹野川の河口にある大きな一枚岩で、その高さは20メートルに達します。立岩には、聖徳太子の異母弟・麻呂子親王が退治した鬼が封じ込められているという伝説があります。今でも風が強く波の高い夜には、閉じ込められた鬼たちが泣く声が聞こえるのだそう。
また、立岩の周辺にはかつて日本海交易で栄えた大きな国がありました。立岩からほど近いところには、その出土品を集めた「京丹後市 丹後古代の里資料館」や、「神明山古墳」「大成古墳群」などがあります。古代史などに興味がある方にはこちらもおすすめです。
お土産を探したい方には「道の駅 てんきてんき丹後」もおすすめです。ここから立岩は歩いて行けるので、車を停めて立岩を見学し、お土産を買って間人へ向かうのも良いでしょう。
香住ガニ × 香住温泉(兵庫県美方郡香美町)

もう少し足を伸ばしてみたい方には、兵庫県美方郡香美町で味わえる香住ガニがおすすめです。
香住ガニは、香住漁港で水揚げされるベニズワイガニです。間人ガニと同様に鮮度が高く、身は柔らかくて甘みが強いのが特徴。また、ベニズワイガニ(香住ガニ)は9月から翌年5月までと猟期が長いため、長い期間にわたって楽しめます。
さらに、香美町にはベニズワイガニ(香住ガニ)のほか、11月に入ると松葉がに(ズワイガニの雄)の漁が解禁されます。香美町にはもうひとつ、柴山港という漁港があり、ここで水揚げされる松葉がには「柴山がに」と呼ばれてい、こちらも美味しさで知られています。
冬に訪れてかにの食べ比べをするもよし、冬は旬の松葉がにを食べ、少し暖かくなってから香住ガニ(ベニズワイガニ)を食べる……と、2回訪れてもよし。カニ好きな人にとっては目が離せないドライブスポットです。
香美町について
公式URL:https://www.kami-tourism.com/index.html (香美町観光ナビ)
京都市街から香住(香美町)へのアクセス
京都縦貫道自動車道を北上し、京丹後大宮ICから一般道へ。ICを出たあとは直進。国道312号との交差点を右折し、本願寺前交差点から国道178号に入り、そのまま道なりに進む。佐津ICから山陰近畿自動車道を経由して、香住ICから一般道に降りる。京都からの所要時間は約3時間余り。
香住(香美町)近くのスポット
京都府、兵庫県、鳥取県にまたがる日本海沿岸地域は「山陰海岸ジオパーク」という自然公園に指定されたエリアです。香住町はもちろん、前の項目で紹介した間人もこの山陰海岸ジオパークに含まれています。そんな山陰海岸ジオパークについて知ることができる施設が、「香美町立 ジオパークと海の文化館」。香住町の自然やジオパークについての展示を見たら、旅の味わいもまた少し深くなるでしょう。
また、香住ICを一度通り過ぎた先にある余部ICから一般道に降りて、「余部鉄橋 空の駅」を訪れるのもおすすめです。ここはかつて、鉄道ファンを中心に人気を集めていた余部鉄橋があった場所です。鉄橋は2010年に新しいものに架け替えられましたが、橋脚の一部は今も残されています。さらに展望台も整備され、日本海を臨む絶景スポットとして、今でも多くの人が訪れます。
越前ガニ × あわら・越前温泉(福井県丹生郡越前町)

越前ガニは、福井県の越前漁港、三国港、敦賀港、小浜港などで水揚げされる松葉がに(オスのズワイガニ)。
寒流と暖流がぶつかる越前沖の漁場は古くから美味しいカニが採れることで知られていて、越前ガニはズワイガニの中でもトップクラスに美味しいと評判です。身が厚く、濃厚な旨みがある越前ガニは、冬にぜひ味わいたい旬の味覚のひとつ。
間人ガニ同様、漁は小さな漁船中心に日帰りで行われることが多いため、鮮度も抜群。良い漁場でとれた新鮮なカニですから、美味しさは間違いなし。
また、メスのズワイガニは越前地域では「せいこがに」と呼ばれていて、こちらも冬を代表する味覚のひとつ。ただし、せいこがには、水産資源保護のため、11月6日~12月31日までしか漁ができません。わずか2か月だけの季節の味です。
越前漁港の近くには越前温泉、三国港の近くにはあわら温泉などの温泉地が点在しているのも魅力です。冬の味覚と温泉を同時に楽しめる、冬にぜひ訪れたいスポットです。
越前町について
公式URL:https://www.town-echizen.jp (越前観光ナビ)
京都市街から越前町へのアクセス
名神高速道路を名古屋方面へ。米原JCTから北陸自動車道に入り、鯖江ICで一般道に降りる。国道417号を通って日本海方面に向かう。
越前町近くのスポット
越前ガニについて詳しく知りたいなら、越前がにミュージアムへ。越前がにや周辺の海域に住む魚について学べる施設です。特に面白いのが「かに漁チャレンジ漁船体験シミュレーター」。なお、リアルなシミュレーターを使って、カニ漁をバーチャル体験できます。ただし、非常にリアルなため、船酔いしやすい方はご注意ください。
格安レンタカーで冬の味覚と温泉を楽しむドライブ旅へ
今回は、冬の味覚と温泉を楽しめるスポットを3つ紹介しました。格安レンタカーを利用すれば、お手頃にドライブを楽しめます。また、本格的な冬が来て雪が積もっても、オプションでスタッドレスタイヤを利用すれば安心です。
ぜひ、京都からレンタカーを使って、カニと温泉を楽しむドライブ旅行にお出かけください。スタッフ一同、皆様からのお問い合わせ・ご予約お待ちしております!