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来年の大河ドラマは『豊臣兄弟!』一足早くレンタカーでゆかりの地へドライブしませんか

2025.11.30
  • コラム

こんにちは、京都の格安レンタカー、ベストレンタカーです。

そろそろ、今年も残り1か月。来年の予定を立てはじめた方もいらっしゃることでしょう。そこで今回は、来年の大河ドラマ『豊臣兄弟!』にちなんだ、豊臣秀吉とその弟秀長ゆかりの地のドライブスポットをご紹介します!

大河ドラマ『豊臣兄弟!』とは?

『豊臣兄弟!』の主人公は、豊臣秀長。日本史に詳しくない方なら「誰?」となるかもしれませんね。

秀長は、豊臣秀吉の弟です。政治・軍事両面で秀吉を支えたのですが、1591(天正19)年に病気で死亡しました。

ちなみに、この年の近くに起きた有名な出来事を並べると、本能寺の変が1582(天正10)年、豊臣と徳川が直接対決した小牧・長久手の戦いが1584(天正12)年。秀長死去の翌年1592(文禄元)年に秀吉の朝鮮出兵、1595(文禄4)年に豊臣秀吉の甥、秀次失脚&切腹、1598(軽重3)年に秀吉が死去、ということになります。

非常にざっくり言うと、秀長の生前は豊臣家がどんどん勢力を伸ばし、その死去をきっかけに少しずつ没落していく、というイメージでしょうか。

そのため、歴史好きの中には、「秀長がもう少し長生きしていれば、豊臣家の天下が続いていたのではないか」と言う人もいます。

『豊臣兄弟!』では、そんな秀長の視点から秀吉の立身出世を描くとのこと。秀長から見た秀吉や、徳川家康、織田信長などの戦国大名がどのような姿で描かれるのか、楽しみですね。

豊臣秀長ゆかりの地その1:郡山城趾公園(奈良県大和郡山市)

秀長ゆかりの地の代表格は、奈良県の大和郡山市です。

大和郡山市は、郡山城の城下町として発展した町。郡山城は、戦国大名のひとりである筒井順慶が築城し、その後秀長が改築したと言われています。

秀長が郡山城に入ったのは、1583(天正13)年。当時の郡山周辺は、大和国と呼ばれていて、寺社の勢力が強い地域でした。そのため、統治が難しいといわれていたのですが、秀長はその手腕を発揮し、大和国を安定安定させていきました。

しかし、翌年頃から秀長は体調を崩しがちになります。そしてとうとう、郡山城に入った8年後、この城で最期を迎えるのです。

今は天守等は失われていますが、かつては内堀、中堀、外堀という3つの堀に囲まれた、堂々とした佇まいを見せていたそうです。「続日本100名城」にも選ばれているお城です。

城趾は「郡山城跡公園」として整備され、市民の憩いの場として活用されています。特にお堀の周辺は桜が多く植えられていて、春になると桜が一斉に咲き乱れる美しい風景が楽しめます。その美しさは、「日本のさくら名所100選」にも選ばれているほど。

春まで待って、お花見がてら足を伸ばしてもいい場所かもしれませんね。

とはいえ、冬の郡山城は人があまり多くなく、静かな空気を楽しむことができます。例年2月中旬には公園内の梅が咲き始め、盆梅展も開催されます(令和8年度の開催はまだ情報が出ていません)。

早春の気配を楽しみに、レンタカーで訪れてみてはいかがでしょうか。

郡山城趾公園について

住所:奈良県大和郡山市城内町
開園時間:公園エリアは24時間。郡山城情報館は4月~9月は7:00~19:00、10月~3月は7:00~17:00
休園日:なし
入園料:無料(郡山城情報館も無料)

また、大和郡山市では「秀長さんまるっとマップ」という街歩き地図を観光協会の公式サイトで公開しています。こちらも合わせて参考にしていただくと、より深く、秀長が治めた町・大和郡山市を楽しめるのでおすすめです。

大和郡山市観光協会公式ウェブサイト:https://www.yk-kankou.jp 

京都市街から郡山城跡公園へのアクセス

第二京阪道路を奈良方面へ。木津ICから一般道に降りて、国道24号線をさらに南へ。北郡山交差点を右折して、そのまま直進。京都からの所要時間は約1時間あまりです。

駐車場については、近くの三の丸駐車場(有料)ややまと郡山城ホールの駐車場(有料)などを利用することになります。

豊臣秀長ゆかりの地その2:春岳院(奈良県大和郡山市)

郡山城で人生の幕を閉じた秀長。その菩提は、郡山城からほど近い春岳院というお寺で弔われています。

もともとは東光寺という名前だったそうですが、秀長の菩提を弔うにあたり、その戒名である「大光院殿前亜相春岳紹栄大居士」にちなんで、春岳院と名前を改めたのだそう。

戒名にちなんでお寺の名前を変えるというのはあまり聞いたことがないのですが、もしかしたら、それだけ秀長が領民たちに愛されていたという証拠なのかも……と、歴史好きなブログ担当スタッフは妄想してしまいます。

なお、2025年中は、春岳院は本堂の改修中であり、見学はできません。もともと老朽化が問題になっていたところに、秀長が大河ドラマの主人公になることに決まったため「きっと参拝者が増えるだろう」と安全面を考慮して、改修することにしたそうです。

改修資金はクラウドファンディングで集めていましたが、目標金額を上回る資金を集めることができたようで、こんなところにも、今なお愛される秀長像を感じますね。

大河ドラマ『豊臣兄弟!』が放送される2026年には改修工事も終了。参拝には事前予約が必要のようですが、時間が合えばぜひ、郡山城跡公園と合わせて足を運んでみてはいかがでしょうか。

春岳院について

住所:奈良県大和郡山市新中町2
電話:0743-53-3033
※拝観には要事前連絡。拝観料は支納なので、問い合わせ時にご確認ください

豊臣秀長ゆかりの地その3:長浜城(滋賀県長浜市)

滋賀県長浜市。ここにかつてあった長浜城は、秀吉が建てた最初の城として知られています。長浜市もまた、秀吉にちなんだキャラクター「ひでよしくん」や、長浜出身の武将石田三成をモデルにした「三成くん」といったキャラクターで観光PRを行っています。

長浜城の築城当時、秀長は秀吉と行動を共にしていました。そして、秀吉が城を留守にする時期は、城代として城を守っていました。

長浜城主となったことは、秀吉の立身出世における大きな出来事だったのですが、秀長にとっても大きな出来事だったのでしょうね。

その後、秀吉は拠点を様々な城に移しますが、長浜城は本能寺の変前後を除きおおむね豊臣家の家臣が城主を務めました。しかし、1586(天正13)年の天正地震という地震で城は全壊。その後、1615(元和元)年の大坂夏の陣、廃城になったのでした。

ちなみに、天正地震が起きた際、長浜藩の城主は山内一豊。2000年に大河ドラマ『功名が辻 山内一豊の妻』の題材になった人です。このとき、一豊の幼い娘とその乳母が城の崩壊に巻き込まれて命を落としたと伝わっています。

さて、秀吉や秀長が活躍した頃の長浜の雰囲気を味わいたいなら、おすすめは黒壁スクエア周辺。この周辺は、近江と北陸を結ぶ北国街道があった場所で、旧街道沿いには昔ながらの建物がいくつか残っています。

特に注目は、「卯建(うだつ)」がある建物。卯建は火災の延焼を防ぐ防火塀の役目を持っているものですが、同時に、家の装飾もかねていました。うだつを設置できるのは豊かな家に限られていたため、ここから「うだつがあがる」という言葉が生まれたのだとか。

滋賀県(近江国)は、「三方よし」で知られる近江商人の街。商人ですから「うだつがあがる」ことには並々ならぬ思い入れがあったのかもしれません。

北国街道の古い街並みを歩くときは、古い家の「うだつ」に注目してみると、秀吉や秀長がこの町を作ったころの活気の名残を感じられるのではないでしょうか。

現在、長浜城があった場所は豊公園(ほうこうえん)という公園として整備されています。そして、公園内にある「長浜城歴史博物館」では、長浜城や長浜の歴史に関する展示が楽しめますよ。

長浜城(長浜城歴史博物館)について

公式ウェブサイト:https://nagahama-rekihaku.jp
住所:滋賀県長浜市公園町10-10
電話番号:0749-63-4611
開館時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜日(月曜日が祝日・休日の場合は開館、翌平日が休館)、年末年始(12月27日~1月2日)など
入館料:高校生以上500円、小中学生200円

京都市街から長浜城(長浜城歴史博物館)へのアクセス

名神高速道路を名古屋方面へ。米原JCTから北陸自動車道に入り、長浜ICから一般道に降り、県道37号線を琵琶湖方面へ。祇園町交差点を左折し、直進します。京都からの所要時間は約2時間です。

駐車場は、JR長浜駅付近にある、長浜城豊公園駐車場(有料)などを利用してください。

冬に長浜方面へドライブするときの注意点

長浜がある滋賀県北部は、冬は雪がそこそこ降ります。場合によっては、うっすら雪が積もることや、道路が凍結している可能性もあります。

レンタカーでドライブに行かれる際には、事前に天気予報をチェックして、もし積雪が予想される場合はスタッドレスタイヤ(オプション)のご利用をおすすめします。

来年の大河の世界を、レンタカードライブで一足早くに楽しもう!

今回は、来年の大河にちなみ、豊臣秀長ゆかりのスポットを紹介しました。

関西は特に戦国時代のゆかりの地が多くあり、大河ドラマで戦国時代が取り上げられるとあちこちお出かけしたくなります。しかし、中にはクルマでないと行きにくい、遠方のためグループで行くと少々交通費がかさむ、というケースがあります。

そのようなときは、レンタカーの出番。ぜひ、格安レンタカーで楽しく大河ドラマの舞台に足を運んでみてくださいね。

それでは、スタッフ一同、お問い合わせ・ご予約をお待ちしております!

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