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節分ドライブしませんか?関西の神社仏閣5選!

2023.01.15
  • コラム

こんにちは、京都のベストレンタカーです。今年もよろしくお願いいたします。

新年を迎えたと思えば、もうあと2週間あまりで「節分」です。そこで今回は、京都市以外の、ドライブがてら節分のお参りに良さそうな神社仏閣をいくつかご紹介しようと思います。

京都市内にも節分で有名な神社仏閣は多くありますが、少し遠出するとまたユニークな神社仏閣はいろいろありますよ。ちょっとした気分転換に節分ドライブはいかがでしょうか?

生身天満宮(京都府南丹市)

生身天満宮

生身天満宮(いきみてんまんぐう)は、京都府南丹市園部町にある神社。天満宮という名前からわかるとおり、天神さんこと菅原道真をお祭りしている神社です。

生身天満宮のすごいところは、その古さ。創建は901年と伝わっているのですが、なんとこの年は、菅原道真が太宰府に流された年。つまり、菅原道真が生きているうちから、道真公をお祀りしていた神社なのだそうです。だから、生身(いきみ)という名前がついているのですね。

また、境内には末社として天照大神をお祀りする大神宮(伊勢神宮)、火之迦具土大神をお祀りする秋葉愛宕神社、狭依姫命をお祀りする厳島神社と、有名どころの神様をお祀りする神社なども。

さらに、境内は全域文化財環境保全地区に指定されていて、自然も豊か。すがすがしい雰囲気も漂います。

テレビなどで仕事のお守りが紹介されたこともあるそうですので、お子様の学業成就を願う方はもちろん、ご自身のお仕事がうまくいくように祈願したい方にも良さそうです。

例年2月3日には節分祭が行われます。しかし、2023年については1月15日現在まだ詳細が出ていません。ご興味がある方は、生身天満宮の公式サイトを確認されてみてはいかがでしょうか。

京都市街から生身天満宮へのアクセス

京都縦貫自動車道を利用して八木西インターチェンジで一般道におります。国道9号線を走り、「園部本町」の交差点を左折して道なりに進むと、左手に見えてきます。所要時間は約1時間。無料駐車場も設置されています。

生身天満宮周辺のスポット

すぐ近くには、日本最後の城と呼ばれる園部城跡があります。もともと「陣屋」と呼ばれる規模の建物がここにはあったのですが、幕末に築城を申請。明治維新を挟み、なんと明治に入ってから築城の許可がおりたという経緯があります。なお、今は中学・高校の校地として使われているため、校門として使われている門を見る程度しか見学はできません。

また、お土産や休憩をしたいなら「スプリングスひよし」がおすすめ。生身天満宮からは府道19号線経由で、20~30分もあれば行くことができます。売店、レストランはもちろん、温泉や岩盤浴、温水プールもあって、1日のんびりできますよ。

立木観音(滋賀県大津市)

節分 立木観音

立木観音は、大津市にある厄除けで有名です。弘法大師ゆかりのお寺で、麓から約800段もある石段を登っていく、山の中のお寺です。上るのにだいたい30分程度かかります。足腰があまり強くない方、小さなお子さま連れの方は、ゆっくり時間をかけたほうがいいでしょう。道中休憩所はありませんが、ところどころ、少し列から外れてほっと休めるところはあります。なお、飲み物持参は必須です。

京都周辺にお住まいの方の中には、きっと厄年の厄払いや子どもの成長を願ってお参りに行ったことがある、という人もいることでしょう。ブログ担当者も何回か上ったことがあります。結構いい運動になるのですが、そのぶん、お寺に着いたときの感激はひとしお。厄除けの鐘をついたり、奥の院までぶらぶら歩いたりして境内の空気を楽しむのもおすすめです。

なお、参拝は石段のほか山道ルートもありますが、駐車場は石段下のほうにあるのでご注意を。石段下の駐車場から山道への入り口があるあたりへは歩いて20分ほどかかります。「行きは階段使ったし、帰りは山道使ってみるかー」なんて気軽な気持ちで歩くのはあまりおすすめできません。

京都市街から立木観音へのアクセス

国道1号線(五条通)を通って大津市に向かいます。県道782号線から宇治川ラインに入り、瀬田川沿いを南へ。南郷洗堰を越えると、やがて左側(川沿い)に駐車場が見えてきます。所要時間は1時間30分程度です。

立木観音周辺のスポット

ドライブを楽しみたいという人は、参拝後宇治川ラインに沿ってドライブするのはいかがでしょうか。宇治川ラインを30分も走れば天ヶ瀬ダムに到着します。さらに10分も走れば平等院などがある宇治市に到着です。

また、来た道を戻ると20分程度で石山寺に行くこともできます。石山寺は紫式部ゆかりのお寺。節分・2月3日には「星祭(ほしまつり)大祈祷会」というご祈祷も行われています。

龍泉寺&天河大辨財天社(奈良県吉野郡天川村)

天川村 龍泉寺

奈良県吉野郡の奥にある、天川村。美しい渓谷や洞川温泉があることで知られていますが、この洞川温泉にあるお寺が大峯山龍泉寺です。修験道の開祖と言われる役行者(えんのぎょうじゃ)が開いたと言われるお寺で、現代でも修験道の修行の場として多くの人々に崇敬されています。

天河大辨財天社は、同じく天川村にある神社。こちらは日本三大弁天のひとつ、もしくは五大弁天のひとつと言われる、弁天様をお祀りした神社です。山の奥深くにあり、役行者や弘法大師にもゆかりがあると伝わっています。

2月3日、龍泉寺では「星祭り」が、天河大辨財天社では節分祭が行われます。

また、龍泉寺と天河大辨財天社がある天川村では、節分を含む1月7日~2月28日の期間「天川ウィンターストーリー」という観光キャンペーンが開催中。期間中の土曜日には龍泉寺では特別寒中護摩修行が開催されたり、洞川温泉で提灯がともされたりなどさまざまなイベントが行われます。

節分のイベントを楽しむだけでなく、ゆっくり温泉につかって小旅行を楽しみたい、という方にはこちらのイベントは要チェックです。

ただし、吉野郡天川村があるのは紀伊山地のど真ん中。冬は積雪・道路凍結も珍しくない場所です。しかも山中なので、アクセス道路はアップダウンやカーブも多い場所。スタッドレスタイヤは必須です。

京都市街から天川村へのアクセス

まずは京奈和自動車道を使って、御所南(ごせみなみ)ICへ。御所ICを出たあとは、国道309号線をひたすら南下します。天川村に入るとすぐの「川合」という交差点を、龍泉寺に向かう場合は左に、天河大辨財天社に向かう場合は右に曲がります。

京都市街からの所要時間は約3時間。適度に休憩を挟みながらのんびり走りましょう。御所南ICにはパーキングエリアもあり、フードコートを備えた施設「御所の郷」があります。また、国道309号線沿線には「道の駅 吉野路黒滝」もありますよ。

天川村近くのスポット

天川村の冬は、洞川温泉でゆっくり温泉につかるのが一番のおすすめ。基本的に冬は雪などの理由から道路事情があまり良くないときも多いので、あまりあちこち行かず、天川村をじっくり楽しむのが最善ではないかと思います。

金峯山寺(奈良県吉野郡吉野町)

金峯山寺 節分ドライブ

天川村は山道を走らないといけないからちょっと……という人は、同じく吉野にある金峯山寺(きんぷせんじ)はいかがでしょうか。

金峯山寺は吉野の桜でも有名な場所。やはり役行者にゆかりのあるお寺です。

金峯山寺の節分は、なんといってもかけ声が独特。普通は「鬼は外、福は内」というかけ声とともに豆まきをするのですが、金峯山寺では「福は内、鬼も内」と唱えるのです。

この言葉は、開祖である役行者が鬼に仏法を説き弟子にした、という故事からできたもの。全国から追い払われた鬼が金峯山寺に逃げ込み、そして改心する……という意味で、このようなかけ声をしているのだそうです。

ちなみに、役行者が弟子としていたのは前鬼(ぜんき)・後鬼(ごき)という夫婦の鬼。同じく奈良県吉野郡にある下北山村に住んだと言われています。下北山村には二人の子孫も住んでいて、末裔の一人は今でも山伏が使う宿坊を営んでいるのだとか。

そのような伝説が残るお寺なら、「鬼も内」も納得です。

京都市街から金峯山寺へのアクセス

まずは京奈和自動車道を使って、御所南(ごせみなみ)ICへ。御所ICを出たあとは、国道169号線を通って南に向かいます。それから県道222号線を経由し、国道15号線を走れば到着します。京都市街からの所要時間は約2時間30分。

なお、専用駐車場はありません。金峯山寺手前にある観光駐車場(有料)に駐車して、そこから先は徒歩で参拝します。

金峯山寺近くのスポット

金峯山寺周辺にはいろいろ売店などもあるので、お土産を探しながら散策するのがおすすめです。また、国道169号線沿いには「道の駅 吉野路大淀iセンター」もあり、吉野の特産品などが買えます。

節分ドライブにおすすめのレンタカー車種は?

節分 鬼 ドライブ

さて、節分におすすめのドライブスポットを紹介しました。節分ドライブにおすすめの車種は何かと言いますと、定番の軽自動車およびコンパクトカーです。個人的にはコンパクトカーのほうが疲れにくいかな、という気はしますが、このあたりは人によるのではないかと思います。ひとつ言えることは、乗り慣れている車かそれに近い車種が一番、ということでしょうか。あとは一緒に行かれる人数、荷物の量などでお考えいただければと思います。

冬のドライブの場合、気をつけていただきたいのは、車種ではありません。タイヤの種類です。有料オプションになってしまうのですが、行き先によってはスタッドレスタイヤのご利用がほぼ必須になる場合があります。

特に今回ご紹介した神社仏閣のうち、吉野方面は冬季になるとスタッドレスタイヤでないといけない場所も珍しくありません。京都府北部(園部氏)方面も同様です。ぜひ、行き先に合わせたタイヤ選びをしていただきますようお願いいたします。