もうすぐ湖国は春!レンタカーで琵琶湖にドライブに行ってみませんか?
- 2023.02.15
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- コラム
こんにちは、京都のベストレンタカーです。
春の気配があちこちにやってきました。早いもので、あと半月もすればもう3月です。
3月に入ると、滋賀県では「びわ湖開き」が行われます。びわ湖開きとは、湖上観光のシーズンが本格的に始まるのを前に、湖上の安全を祈願するイベント。ミシガンやビアンカはじめさまざまな観光船が湖上をパレードし、芸能人のゲストが、湖国の春を開く黄金の鍵をびわ湖に投げ入れます。
そこで今回は、春を迎える琵琶湖周辺にスポットを当てて、ドライブスポットを紹介します。
慶雲館と長浜鉄道スクエア(滋賀県長浜市)
滋賀県長浜市は、明治の一時期交通の要衝として栄えた町です。当時の長浜駅舎を移築した長浜鉄道スクエアは現存する最古の鉄道駅舎として知られています。
長浜鉄道スクエアの向かいにある慶雲館は、長浜駅から鉄道を利用する明治天皇の休憩場所として作られた和風のお屋敷。館内には明治天皇と昭憲皇太后をお迎えするために作られた玉座の間もありますよ。
3月12日(日)までは、慶雲館で毎年恒例の長浜盆梅展が開かれています。盆梅展はその字のとおり、梅の盆栽のこと。「盆栽」という言葉から想像できるよりも大きな梅の木もあって、見応えはたっぷり。梅の香りに包まれながら、のんびり見て回りたいイベントです。
盆梅展を見た後は、向かいの長浜鉄道スクエアへ。明治時代の鉄道の雰囲気を楽しめます。他にも、かつて長浜から大津への移動に活躍した鉄道連絡船「大湖丸」という船の資料や北陸線で活躍した蒸気機関車D51が展示されていたりと、見所いろいろ。
慶雲館と長浜鉄道スクエア、両方訪れることで、長浜が交通の要衝として栄えた明治時代の雰囲気を味わえます。鉄道好き、レトロ好きな人におすすめのスポットです。
京都市街から慶雲館・長浜鉄道スクエアへのアクセス
京都南、もしくは東ICから名神高速に乗って米原ICへ。米原ICから一般道に降りたあとは国道21号線を走り、長浜市へ向かいます。国道8号、2号へ経由してJR長浜駅方面に向かうと、慶雲館・長浜鉄道スクエアはすぐそこです。
駐車場は、JR長浜駅前にある長浜駅西駐車場(有料)を利用します。京都市街からの所要時間は、1時間30~2時間程度です。
慶雲館・長浜鉄道スクエア付近のスポット
長浜に来たら立ち寄りたいのが、JR長浜駅の東側にある「黒壁スクエア」。伝統的な建物が建ち並ぶレトロな町並みはガラスの町としても知られていて、ガラス細工を扱うお店や、ガラス細工の体験ができるお店などさまざまな雑貨店が並んでいます。
フィギュア好きな人なら見逃せないのが海洋堂フィギュアミュージアム。クオリティの高い海洋堂のフィギュアを見て楽しむだけでなく、フィギュア塗装教室やジオラマ製作体験教室などで実際にフィギュア、ジオラマを作ることもできますよ。
八幡堀(滋賀県近江八幡市)
八幡堀は、滋賀県近江八幡市にあるお堀。豊臣秀吉の甥である豊臣秀次が天正13年(1585年)に八幡山の上に城を作ったときに、琵琶湖と城下を結ぶために作ったお堀です。当時は琵琶湖からこの堀を通ってさまざまなモノが城下に集まり、近江八幡は非常に栄えたのだとか。
一時期はヘドロがたまるなどして非常に荒廃し、埋め立てされる寸前にもなっていました。しかし、その後保全運動が活性化。昭和50年代後半から60年代、平成初期にかけて整備され、今のような景観を取り戻しました。
江戸時代の雰囲気を残すお堀の周辺は、時代劇のロケにもよく使われます。時代劇好きの方は散策していると、「あ、あの作品で見たことがある!」と思うことがあるかもしれません。
船でのお堀巡り(要予約)もできます。春になって暖かくなってきたら、船遊びもよさそうです。
京都市街から八幡堀へのアクセス
京都南もしくは東ICから名神高速に乗り、竜王ICで一般道へ。国道477号を経由し、県道326号を経由して近江八幡市方面に向かいます。
八幡堀付近は店舗や住宅が密集しています。観光駐車場(有料)が数カ所あるので、そこを利用しましょう。京都市街からの所要時間は1時間30分程度です。
八幡堀付近のスポット
豊臣秀次が城を築いた八幡山はすぐ近く。歩いて10分もかかりません。山上に行くには八幡山ロープウェイを使うと便利です。
八幡山の上には八幡城跡や展望台などがあり、特に西の丸跡の展望台からの景色は圧巻。琵琶湖とその手前に広がる田畑には、思わず「おー」と声を出してしまうこと請け合い。
また、最近人気のスポットとして外せないのが「ラコリーナ近江八幡」。バウムクーヘンなどで有名な洋菓子店、クラブハリエが作った施設で、施設内では買い物だけでなく、カフェやフードコートで焼きたての洋菓子や軽食も楽しめます。緑にあふれる施設は写真映えも抜群ですよ。
滋賀県立琵琶湖博物館&草津市立水生植物公園みずの森(滋賀県草津市)
琵琶湖博物館は、琵琶湖の歴史や生態系、琵琶湖に生きる人々の暮らしなどを学べる博物館です。展示物は化石から琵琶湖沿岸の暮らしにまつわるもの、琵琶湖の魚など盛りだくさん。屋外には縄文時代を再現した森もあり、特に親子連れの方ならとても楽しめる展示内容です。特にゾウの化石は圧巻ですよ。
隣接する草津市立水生植物公園みずの森は、ハスなどの水生植物を集めた植物園。公式サイトを確認したところ、2月からはアイスチューリップ(球根を一時期冷凍して開花時期を早めたチューリップ)を咲かせるなどして、春の訪れを一足先に楽しめるような展示をしています。3月に入ると、もう少しさまざまな花のつぼみがほころび始めているかもしれません。
京都市街から琵琶湖博物館&水生植物公園みずの森へのアクセス
一般道を使う場合は、まず国道1号線(五条通)から大津市内へ。大津市内に入ったら、県道18号線から県道559号(さざなみ街道)を通ります。
高速道路を使う場合は、京都南もしくは東ICから名神高速に乗り、瀬田西ICで一般道へ。そこから先は、県道559号線を使って北上していきます。
所要時間は、一般道を使った場合は1時間~1時間30分。高速道路を使った場合は1時間程度です。
さざなみ街道は、琵琶湖畔に沿ってずっと北上していく道。とても気持ちよくドライブが楽しめるので、おすすめですよ。
琵琶湖博物館&水生植物公園みずの森近くのスポット
すぐ近くにあるのが、道の駅草津グリーンプラザからすま。地元の新鮮野菜や、近江米、近江牛、琵琶湖の水産物などが購入できます。
併設されている「ロックベイガーデン」では、イチゴ狩りや、朝に収穫されたばかりの新鮮野菜のランチなどが楽しめます。2月から5月はナイトイチゴ狩りもしているそうなので、琵琶湖博物館などを見学してからイチゴ狩りに行くのもよさそうですね。なお、イチゴ狩りは食べ放題ではなく、従量制の販売なのでご注意を。
「日本遺産」の菅浦&沖島(滋賀県長浜市、滋賀県近江八幡市)
琵琶湖周辺の暮らしや景観、文化は「琵琶湖とその水辺景観-祈りと暮らしの水遺産」として日本遺産に登録されているのはご存じでしょうか。
日本遺産とは、公式サイトによると「地域の歴史的魅力や特色を通じて我が国の文化・伝統を語るストーリーを「日本遺産(Japan Heritage)」として文化庁が認定するもの」。
京都の近くではほかにも、宇治エリアがお茶の歴史をテーマに、京都市と大津市が琵琶湖疎水をテーマにして日本遺産に登録されています。
「琵琶湖とその水辺景観」に指定されているスポットはここで紹介しきれないほど多くあります。詳しくは滋賀県のサイトを見ていただいたほうが良いでしょう。
ここでは、特におすすめスポットとして長浜市の「菅浦の湖岸集落景観」と近江八幡市の「沖島」を簡単に紹介しておきたいと思います。
菅浦集落へのアクセス
菅浦の湖岸集落は、湖北にある小さな集落。琵琶湖を舞台に魚を捕って暮らしてきた集落の静かな様子は、どこか懐かしさを感じさせます。実際に人が暮らしている場所なので、景色を楽しむときはマナーを守っていただいたほうがよいでしょう。
京都市街からは国道161号線、303号線を使っていきます。奥琵琶湖パークウェイの入り口すぐ近くです。駐車スペースは集落入ってすぐ、公衆トイレの近くにありますが、あまり台数は停められません。
沖島へのアクセス
沖島は、日本唯一の、そして世界的に見ても珍しい、湖の有人島(人が住む島)。猫が多く住んでいて、猫の島とも呼ばれます。春の桜もとてもきれいですよ。なお、やはりここも生活の場であるため、観光を楽しむときはマナーを守りましょう。
島には当然車では渡れません。堀切港から渡し船で渡ります。堀切港に駐車場があるので、そこに車を置いて渡し船に乗りましょう。堀切港へは、名神高速を使って竜王ICまで行き、国道477号線などを経由して県道25号線を走ります。
琵琶湖へのドライブにはどんなレンタカーがおすすめ?
さて、今回は来月のびわ湖開きに備えて琵琶湖周辺のドライブスポットを紹介しました。
レンタカーで琵琶湖にドライブに行く場合、おすすめ車種は定番の軽自動車とコンパクトカー。一緒に行く人数やお好みなどでお選びいただくと良いと思います。安全運転という観点では、慣れている車種のほうが良いかもしれませんね。あとは、一度乗ってみたかった車種があるなら、それをご指定いただいたもいいと思います。
特に湖北は雪深さでも知られるエリアですが、3月に入るとほぼその心配もないでしょう。
どのような車種があるのかなど、詳しくはぜひ一度お問い合わせください。スタッフ一同、お問い合わせお待ちしております!