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レンタカードライブで、正寿院のあじさい風鈴を見てきました!【京都府宇治田原町】

2024.06.15
  • コラム

こんにちは、京都の格安レンタカー会社、ベストレンタカーです。

6月に入り、各地ではあじさいが見頃になってきました。前回は奈良の「大和三大観音あぢさゐ回廊」を紹介しましたが、今回は京都府綴喜郡宇治田原町にあるお寺「正寿院」のあじさい風鈴の様子をご紹介します。

実際にドライブに行ってきたので、現地の写真も合わせてお届けします。夏のドライブの参考になればうれしいです!

正寿院ってどんなお寺?

風鈴寺 正寿院の風鈴まつり

まずは、正寿院について紹介します。

正寿院は、京都府綴喜郡宇治田原町にあるお寺。1200(正治2)年に創建されたと伝わります。

集落の奥まったところにあるこじんまりとしたお寺で、江戸時代には寺子屋として子どもたちに読み書きなどを教えていた時期もあるそうです。

さて、この正寿院が、ここ数年注目を集めています。その理由は、客殿にあるハート型の窓「猪目窓(いのめまど)」。猪目は日本で昔から使われてきた文様のひとつで、奈良時代ごろから使われていると言われています。

また、正寿院では夏になると「風鈴まつり」というイベントも開催されています。風鈴まつりは6~9月の3か月間続き、期間中は境内に数多くの風鈴が飾られ、目にも耳にも涼感たっぷり。宇治田原は京都市内より少し涼しい地域でもあるため、夏は涼を求めて多くの人が訪れます。

この猪目窓や風鈴まつりが可愛い!映える!と、InstagramやYouTube、TikTokなどの画像・動画共有SNSを中心に国内外から人気を集めているわけですね。

実際にSNSを検索すると、たくさんの画像や動画が出てきます。ぜひご覧ください。

正寿院の住所・電話番号・拝観時間

公式サイト:https://shoujuin.boo.jp/
住所:京都府綴喜郡宇治田原町奥山田川上149
電話番号:0774-88-3601
拝観時間:9:00〜16:30(12月〜3月は10:00〜16:00)
※法事などで拝観できない場合あり。詳しくは公式サイトでご確認ください
拝観料:800円(風鈴まつり期間中)

京都市街から正寿院へのアクセス

第二京阪道路を南へ。久御山JCTから京滋バイパスに入り、宇治方面に向かう。笠取料金所で京滋バイパスを降り、道なりに宇治田原方面を目指す。国道307号に入ったら、そのまま東に。大杉トンネルを出てすぐ左の側道に入り、あとは道なりです。

側道に入ったあとは、集落の生活道路を通ります。離合困難な箇所もあるので、スピードをしっかり落として、いつも以上に安全運転を心がけましょう。京都市街からの所要時間は約1時間です。

駐車場は第一、第二の二か所あり、合計70台停めることができます。拝観受付の際に、駐車場協力金として300円を納めます。

まずは本堂前の風鈴を拝見!

風鈴寺 正寿院

駐車場に車を止めて正寿院に向かって歩くと、すでに風が吹くたびに非常に涼やかな風鈴の音が聞こえてきます。

受付で拝観料を納め入ると、そこには庭いっぱいに飾り付けられた風鈴が……!

風鈴の中には、あじさいの花が入っています。この花は季節によって変わるので、7月、8月、9月にはまた違う花が見られるかもしれません。確か去年の8月頃にはひまわりの花が入っていたと思います。

風鈴まつり 正寿院

参拝者の方々が、思い思いに写真や動画を撮っています。中には外国人観光客の方もいらっしゃいました。

中には、かたつむりがいる風鈴もありましたよ。

本堂にお参りして、のんびりひと休み

風鈴寺 正寿院

一通り風鈴を堪能したら、御朱印やお守りなどの授与品をいただきにいきます。御朱印は本堂で受付、本堂の拝観をしたのちに猪目窓がある客殿でいただけるとのこと。

今回は龍の切り絵の御朱印と、金運や開運に御利益があるという貝守り、それから最近始めた「数珠巡礼」の数珠として赤メノウの数珠玉をいただきました。

本堂内のご本尊は秘仏のため、通常は見られません。ご本尊の十一面観世音のお手と繋がっている五色の紐を両手に挟んでお祈りすることで、十一面観世音とのご縁をつなぎます。

なお、ご本尊のご開帳は50年に1度。前回のご開帳が1990年だったそうなので、次は2040年ですね。それまで元気でいられたらいいなあ……

本堂でお参りをしたあとは、しばらく本堂内の毛氈に座ってリラックス。庭の風鈴を眺めてくつろぎます。風が吹くたびに一斉に鳴る風鈴の音がとても心地よく、風鈴を熱心に撮る人たちの様子もとても面白く、時間がゆっくり過ぎていくように感じました。

猪目窓&天井画の美しさにため息

正寿院 猪目窓

本堂のお参りをしたあとは、すぐ近くの客殿に移動。客殿の入り口にも風鈴が飾られていて、涼しい音を立てていました。

客殿の入り口で御朱印をお願いし、中に入ると、そこにはあの有名な猪目窓が!

さらに天井を見上げると、美しい天井画がありました。

正寿院 天井画

客殿は一脚や三脚の持ち込みはできませんが、仰向けに横になって天井画を鑑賞するのはOKなのだそう。それでは……と思ったのですが、やはり有名な窓と天井画、入れ替わり立ち替わり人がやってきて写真や動画を撮るので、なかなか横になって鑑賞することはできません。

正寿院は紅葉でも知られる場所なので、もしかしたら10~11月上旬の、風鈴まつりが終わって紅葉シーズンが訪れる前くらいなら、人が少ないかも(いや、知らんけど)?機会があれば、ゆっくり仰向けで天井絵を鑑賞したいものです。

猪目窓も、やはり入れ替わり立ち替わり参拝者が写真を撮るので、近づいてじっくり拝見するのは難しい様子。これもいつか、じっくり拝見できる機会を持ちたいものだと思いました。

お寺ならでは!写経・写仏やヨガ体験もできますよ

風鈴寺 正寿院

今回、私は時間の都合上参拝だけで帰りましたが、公式ホームページを拝見すると正寿院ではお寺ならではの体験がいくつかできるようです。

お寺での体験の定番、写経や写仏。風鈴まつりの最中は風鈴の絵付けもできます。さらにオリジナルの腕輪数珠作りやお茶を使ったお香作り、庭を眺めながらの庭ヨガ体験も!

ただし、お香作りや庭ヨガは開催日が決まっています。また、予約をしておいたほうがいいのももありますので、詳しくは公式ホームページをご確認ください。

宇治田原町をちょっとだけうろうろ

さて、正寿院を拝観したあとは、せっかくなので宇治田原町を少しドライブしましょう。

そこでまずは、観光交流施設「宗円交遊庵やんたん」に行ってみました。宇治田原のおみやげが買えたり、ちょっとした飲食が楽しめたりする施設です。

宗円交流庵 やんたん

「宗円交遊庵やんたん」があるのは、宇治田原町の湯屋谷(ゆやだに)エリア。しかし地元の方たちはここを「やんたん」と呼んできたそうで、この地名が施設名にもなっています。

宇治田原町はお茶栽培で有名な町なのですが、中でもここ湯屋谷は、緑茶栽培発祥の地と言われています。

そして、中でも有名な人物が、江戸時代に生きた永谷宗円。宗円は湯屋谷の地に暮らし、そして青製煎茶製法という、今の煎茶の製法の元になったお茶の作り方を考案しました。

宗円が考案したお茶は、江戸で大流行し、宇治茶が人気を博するようになります。このときにできたお茶屋さんが、のちの「山本山」。今はお茶より、海苔の販売で有名なお店ですね。

永谷家はその後も製茶業を営み続けます。そして戦後、復員してきた永谷家の長男が家業を立て直し、創業した会社がお茶漬けで有名な「永谷園」です。

……と、偉そうに書いていますが、これは「宗円交流庵やんたん」の展示やインターネットで調べたことの受け売りです。

宗円交流庵やんたん 内部 永谷園

宗円の家は、宗円交流案やんたんから歩いて15分程度。立ち寄ってみようかと思ったのですが、やんたんのスタッフの方いわく「中を見られるのは土日だけなんです」。この日は平日だったので、残念ながら散策は断念し、茶そばだけいただいて京都へ帰りました。

茶そばでお腹いっぱいになったので、お茶スイーツを食べられなかったのが心残りです。ここもまたリベンジドライブしなければ……!

宗円交流庵やんたんの住所・電話番号・拝観時間

公式サイト:https://www.sk-yantan.com/
住所:京都府綴喜郡宇治田原町大字湯屋谷小字尾華21
電話番号:0774-46-8864
営業時間:10:00~17:00
定休日:水・木曜日

永谷宗円生家の住所・電話番号・拝観時間

公式サイト:https://ujitawara-kyoto.com/sightseeing/scenery/nagatanisouenseika/
住所:宇治田原町湯屋谷空廣
電話番号:0774-88-6638(宇治田原町産業観光課)
見学可能日:土・日曜日
維持管理協力金:100円

次の週末は風鈴の音を楽しみに、宇治田原にレンタカーで足を伸ばしてみては?

今回のブログは、宇治田原にある正寿院とその近くのスポットを紹介しました。徐々に蒸し暑くなってくる今日この頃、宇治田原のお寺で、目と耳で涼を楽しんでみるのもおすすめですよ。京都市からも1時間程度で行けるので、ちょっとしたドライブを楽しむにもいい距離感ではないでしょうか。

格安レンタカーのベストレンタカーなら、当日プラン(12時間)が軽自動車なら1,200円、小型乗用車(コンパクトカー)なら3,000円でご利用いただけます。ご家族や京都のお友だち同士で遊びにいくのはもちろん、親戚や知り合いが京都観光にいらっしゃった際には、おもてなしのひとつとして正寿院などにドライブしてみてはいかがでしょうか。きっと「京都にこんなところがあったんだね!」と喜んでもらえますよ。

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