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京都発・レンタカーで名水を汲みに行く、夏ドライブ3選

2025.06.30
  • コラム

こんにちは。京都の格安レンタカー、ベストレンタカーです。

もう6月も終わります。今年の梅雨は梅雨前線が無くなったり、かと思えば急な豪雨に悩まされたり、あっという間に終わってしまったりと、なんだか落ち着かない時期でした。

7月になると、京都では祇園祭がスタート。そして、気温もぐんぐん上がっていきます。ドライブやお出かけなどせず、家でゆっくり過ごしたくなるかもしれません。

しかし、せっかくの夏ですから、思い切ってどこかにドライブしてみませんか?

今回ご紹介するのは、暑い夏に嬉しい、すっきりしたのどごしの名水スポット。ドライブや周辺の観光を楽しんで、冷たい水を汲んで帰って、暑い京都の夏を少しでも涼しく過ごしてみましょう!

十王村の水(滋賀県彦根市)

十王村の水

十王村の水は、滋賀県彦根市の湧き水。滋賀県東近江市の「清水鼻の水」、滋賀県米原市の「醒井の水」と並んで、湖東三名水と呼ばれる名水です。環境省が選定した「名水百選」にも選ばれています。

十王村の水が湧いているのは、住宅地にある小さな地蔵堂の前。お地蔵様があるのは、名水にまつわる伝承に理由があります。

かつて、ここには十王村という村がありました。十王村から遠くの村にある娘が嫁ぎ、子を産んだのですが、なかなか母乳が出ず娘は悩んでいました。そこで、故郷の水を飲めばと思った娘がこの水を飲むと、無事に母乳が出るようになったのだそう。

ということで、十王村の水が湧いている場所にあるお地蔵様は、母乳のお地蔵様なんですね(とはいえ、名水には母乳がよく出るようになるなどの効果効能はないのでご注意を)。

十王村の水の住所など

公式URL:https://www.hikoneshi.com/sightseeing/article/juoh (彦根観光協会)
住所:滋賀県彦根市西今町521(専用駐車場)
採水可能時間:24時間
料金:志納金

京都市街から十王村の水へのアクセス

名神高速道路を名古屋方面へ。彦根ICから一般道に降り、県道25号線を通って彦根市街に向かいます。専用駐車場に車を止めたら徒歩すぐ。京都からの所要時間は約2時間。

十王村の水付近のスポット

彦根を観光したいなら、有名な彦根城は車で約20分。彦根城観光を楽しんで、帰り道に十王村の水に立ち寄って汲んで帰ってもいいかもしれません。

また、天気が良ければ彦根港から竹生島クルーズや多景島クルーズなどを楽しむのもおすすめです。湖上は風が気持ちよく、暑さをしのげるのではないでしょうか。

名水を汲んだ帰り道に寄り道をしたいなら、車で約15分の多賀大社がおすすめ。伊邪那岐大神(いざなぎのおおかみ)、伊邪那美大神(いざなみのおおかみ)を祀るこの神社は、「延命長寿・縁結び・厄除け」の御利益があるとして、古くから信仰を集めています。特に8月3~5日には境内で万灯祭が開催され、美しい光景が楽しめますよ。

ごろごろ水(奈良県吉野郡天川村)

ごろごろ水

ごろごろ水は、奈良県吉野郡天川村の湧き水。十王村の水同様、「日本の名水百選」にも選ばれています。

ごろごろ水が湧き出ているのは、天川村の洞川(どろがわ)地区。この周辺には洞川湧水群と呼ばれる、いい水が湧き出る地域。天川村の標高が高いためか、水温も約10℃と低く、冷たくすっきりとした味わいの水が特徴です。

また、天川村は奈良時代の修験僧・役行者ゆかりの場所でもあり、「ごろごろ水」という名前も役行者が名付けたと伝わっています。なんでも、洞窟の奥からごろごろと小石が転がるような音を響かせて流れてくる様子から名付けられたのだとか。

ごろごろ水が汲めるのは、洞川にあるその名も「ごろごろ茶屋」という施設です。ここではごろごろ水を汲めるだけでなく、ごろごろ水を使ったコーヒーやわらび餅も楽しめますよ。すっきりしたコーヒーを味わったら、帰りの運転も気持ちよくできそうですね。

ごろごろ茶屋の住所・電話番号・営業時間など

公式URL:https://www.vill.tenkawa.nara.jp/tourism/spot/5162/ (天川村観光ページ)
住所:奈良県吉野郡天川村洞川686-139
営業時間:9:00〜18:00、7月1日~8月31日 8:00~18:00、10月1日~2月末日 9:00~17:30
※入場は終業の30分前まで
定休日:水曜(祝日の場合は翌日、ただし7~8月は無休)、年末年始
料金:500円(駐車料金含む)

京都市街からごろごろ茶屋へのアクセス

京奈和自動車道を奈良方面へ。木津ICから後はそのまま国道24号線を進み、郡山南ICから再び京奈和自動車道に入る。御所ICから出てすぐ左折して、国道309号線を道なりに進む。天川村川合の交差点を左折し、県道21号線を道なりに進む。

京都からの所要時間は約2時間30分。ただし、奈良県内の国道24号線は混むことが多いので時間には余裕を持って運転するのがおすすめです。沿道にはショッピングモールなどのお店もあるので、疲れる前に休憩するのもあり。

ごろごろ水付近のスポット

ごろごろ水が汲める天川村洞川地区は温泉街として有名なエリア。観光スポットの見どころも多く、余裕があれば1泊して、温泉と名水、観光を楽しむのがおすすめです。みたらい渓谷五代松鍾乳洞面不動鍾乳洞などの涼しいスポットもあるため、避暑にもぴったりですよ。

天川村川合の交差点を右に曲がれば、パワースポットとして知られる天河大辨財天社もあるので、こちらに参拝するのもおすすめです。

瓜割の滝・若狭瓜割名水公園(福井県三方上中郡若狭町)

瓜割の滝

京都と若狭を結ぶ、鯖街道。瓜割の滝は、この鯖街道の途中にある「若狭瓜割名水公園」内に湧く名水です。これもやはり、環境省の「名水百選」に選ばれています。

「瓜割の滝」の名前の由来は、「瓜が割れるほど冷たい」と言われるほどの冷たさ。この冷たさは、8世紀頃からすでに知られていたそうです。また、滝がある場所は緑豊かな森の中で、あじさい、桜、紅葉など季節ごとの美しさが楽しめるのもポイント。

滝の見学や水の採水がてら、森を散策して涼しさを楽しんでもいいかもしれませんね。

若狭瓜割名水公園の住所・電話番号・営業時間など

公式URL:https://wakasabay.jp/list/detail?genre=spot&id=5d6f6b607765619cb24a0300 (若狭湾観光連盟ページ)
住所:福井県若狭町天徳寺37-1-3
利用時間:入園は24時間可能、売店「名水の里」の営業時間は9:00~17:00
定休日:年末~冬季不定休(名水の里)
料金:入園無料、水を汲んで帰る場合は清掃協力費300円

京都市街から若狭瓜割名水公園へのアクセス

国道367号線(鯖街道)を若狭方面へ道なりに進む。瓜割の滝口交差点を左折すぐ。京都からの所要時間は約1時間30分です。

若狭瓜割名水公園周辺のスポット

鯖街道には里の駅(大原)や道の駅、旧宿場町の熊川宿などがあり、適宜休憩しながらのんびりドライブするのもおすすめです。

また、一度鯖街道を小浜まで行って、若狭フィッシャーマンズ・ワーフで海の幸を楽しんだり、蘇洞門(そとも)めぐりの遊覧船に乗ったりして夏の海を満喫するのもいいと思います。

時間に余裕があるなら、三方五湖まで足を伸ばしてレインボーラインをドライブ。三方五湖を一望できる五湖テラスからの眺めを楽しんだり、三方五湖の遊覧船に乗ったり、海の幸を楽しんだりするのもおすすめです。思い切って一泊して温泉を楽しむのも良さそうですね。

名水を汲むときの注意点

最後に、名水を汲むときの注意点を紹介します。

消毒されていないことに留意する

湧き水は消毒されていないため、雑菌が繁殖しやすいことに気をつけましょう。特に夏の車内は気温が上がりますので、できればドライブの帰りに汲むなどして、極力新鮮なまま持ち帰るようにしましょう。

極力冷たいまま運ぶ

鮮度を保つためには、できるかぎり冷たい状態をキープしておきたいもの。保冷バッグや保冷剤などを使って、できるだけ冷たいまま持ち帰るようにしましょう。

ただし、もちろん、無理な運転をして急いで帰る必要はありません。くれぐれも安全運転でお帰りください。

譲り合いの精神を大切に

人気の名水は、採水場に人が並んでいることもあります。長々と採水せず、譲り合って汲むようにしましょう。

不安なときは煮沸してから飲む

消毒されていない湧き水、そのまま飲むのは少し不安であれば、持ち帰った後に家で煮沸してから飲むと安心です。また、ごろごろ水などはお土産物屋さんでペットボトルに詰められたものが販売されていますので、お土産用としてはそのような商品を買った方が安心かもしれません。

冷たい名水で喉を潤し、暑い夏を乗り切りましょう!

今回は、京都から日帰りもしくは1泊旅行でドライブに行ける名水スポットを紹介しました。この夏どこに行こう?とお悩みの方の参考になれば嬉しく思います。

さて、例年7月に入ると夏休みのご予約が入り始めます。特に週末やお盆のご予約は早く埋まりがちですので、夏休みにレンタカーを使って旅行するご計画を立てていらっしゃる場合は、お早めのお問い合わせ・ご予約がおすすめです。

それでは、スタッフ一同、お問い合わせ・ご予約お待ちしております!

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