奈良の古刹であじさいを楽しむ!レンタカーで「大和三大観音あぢさゐ回廊」へ
- 2024.05.31
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- コラム
こんにちは、京都の格安レンタカー会社、ベストレンタカーです。
明日から6月。先日はついに台風1号が発生し、日本に接近して京都にも大雨を降らしていきました。少しずつ夏が近づいてくる気配がします。
そんな時期のお出かけスポットのひとつが「あじさいの名所」です。あじさいの名所は、晴れの日はもちろん雨の日も柔らかい風情が漂っていて、お天気に左右されずお出かけが楽しめる場所ではないでしょうか。
そこで今回は、あじさいが楽しめるイベント「大和三大観音あぢさゐ回廊」を紹介します。奈良の3つの古刹が「あじさい」をテーマに共同開催するイベントで、京都からドライブに行くのにもぴったりですよ。
大和三大観音あぢさゐ回廊について
大和三大観音あぢさゐ回廊は、2024年5月25日から7月7日までの間、奈良県桜井市にある長谷寺、奈良県高市郡明日香村にある岡寺、奈良県高市郡高取町にある壷阪寺で行われるイベントです。期間中は、それぞれのお寺の境内に鉢植えのあじさいが多数飾られます。
西国三十三ヵ所観音霊場にも含まれているこの3つのお寺の境内は、期間中多くのあじさいに彩られます。さらに限定の切り絵御朱印なども授与されるので、御朱印を集めている方も要チェック!
さらに、この3つのお寺と奈良県宇陀市の室生寺の合計4寺を巡ってスタンプを重ね押し、ひとつの絵を完成させる「大和あじさい重ね色巡礼」も行われます。
大和三大観音あぢさゐ回廊会場:長谷寺(奈良県桜井市)
長谷寺は「花の御寺」とも呼ばれるお寺で、四季折々の花が楽しめることで知られています。奈良時代末期の神亀4(727)年に、徳道(とくどう)上人という僧侶が霊木を使って十一面観世音菩薩を彫り、祀ったのが起源と言われています。
長谷寺は『今昔物語』にもしばしば登場するお寺です。この徳道上人のエピソードも入っていますし、また有名な日本昔話『わらしべ長者』のエピソードにも長谷寺の観音様が登場します。
長谷寺では「嵐の坂」と呼ばれる階段に鉢植えのあじさいを飾り付けます。階段の上まで続く多くのあじさいの美しさにきっと圧倒されることでしょう。
京都市街から長谷寺へのアクセス
京奈和自動車道を利用して奈良方面へ。木津料金所から一般道に降り、国道24号線を南に向かいます。奈良市内で国道169号線に入り、南下。桜井東警察交差点で左折し、国道165号線を東へ。初瀬交差点で左折すればじきに到着です。京都からの所要時間は約2~2.5時間。
駐車場は普通車1台500円が必要です。土日祝は混雑が予想されるので、できれば早めに到着しておきたいものですね。
長谷寺の住所・電話番号・入山時間・拝観料など
公式URL:https://www.hasedera.or.jp/
住所:奈良県桜井市初瀬731-1
電話番号:0744-47-7001
入山時間:8:30〜17:00(4月〜9月)、9:00〜17:00(10月〜11月、3月)、9:00〜16:30(12月〜2月)
入山料金:中・高校生・大人 500円、小学生 250円、障害者の方は手帳掲示で250円
大和三大観音あぢさゐ回廊会場:岡寺(奈良県高市郡明日香村)
岡寺は「厄除けの御寺」として知られるお寺です。日本で最初の厄除け霊場で、約1300年前、天智天皇の勅許により建立されました。
建立したのは義淵僧正(ぎえんそうじょう)という僧侶です。ちなみにこの義淵僧正は、日本で初めて「僧正」という地位についた方で、悪い龍を退治したという伝説も持っています。封じ込められた龍は今では改心しよき龍となり、本堂の前にある「龍蓋池(りゃうがいいけ)」という池で眠っているそうですよ。
あじさいが並べられるのは、奥の院周辺。境内の中でもとくに清冽な場所で見るあじさいは必見です。少し曇り~雨模様でも、しっとりとした雰囲気にきっと心が落ち着くのではないでしょうか。また、手水にもあじさいが飾り付けられるので、こちらも必見です。
京都市街から岡寺へのアクセス
京奈和自動車道を奈良方面へ。木津料金所から一般道に降り、国道24号線を南に進みます。橿原市内に入ったら、県道105号、国道165号線を通り、縄手町交差点を左折。明日香村・吉野方面に向かってください。京都からの所要時間は約1.5時間。
駐車場はありますが、道が非常に狭いので、道が狭くなる手前にある民間の駐車場などを利用することが岡寺の公式ホームページでも提案されています。
岡寺の住所・電話番号・入山時間・拝観料など
公式URL:https://www.okadera3307.com/
住所:奈良県高市郡明日香村岡806
電話番号:0744-54-2007
入山時間:8:30~17:00 (12月~2月は8:30~16:30)
入山料金:一般(大学生以上)400円、高校生 300円、中学生 200円
大和三大観音あぢさゐ回廊会場:壷阪寺(奈良県高市郡高取町)
壷阪寺は、目の観音様として知られるお寺です。境内には非常に大きな大仏と観音像があり、特に春は桜に囲まれた大仏や大観音像という絶景を見ようと多くの人が参拝に訪れます。
壷阪寺のルーツは、大宝3(703)年に奈良の元興寺(がんごうじ)の僧侶が、修業中に愛用の水晶の壺を庵におさめたことだそうです。奈良時代から有名で、清少納言も『枕草子』にて「寺は壺坂、笠置、法輪」と名前を挙げています。
壷阪寺では、大仏像を囲むようにあじさいの鉢植えが多く並べられています。大仏像の手の上にもこんもりと鉢植えが飾り付けられていて、大仏様もなんとなくうれしそうに見えるかもしれません。ほっとする雰囲気が好きな人におすすめです。
京都市街から壷阪寺へのアクセス
京奈和自動車道を奈良方面へ。橿原ICから一般道に降り、国道166号線、国道169号線を南へ進みます。高取町に入ったら県道119号に入って、そのまま道なりに走ります。壷阪寺に近づくとカーブが増えるので運転にはお気をつけて。京都からは2時間足らずで到着できると思います。
駐車場は2か所。第一駐車場は普通車30台、第二駐車場は普通車50台収容できます。駐車料金は500円です。
壷坂寺の住所・電話番号・開門時間・入山料など
公式URL:https://www.tsubosaka1300.or.jp/
住所:奈良県高市郡高取町壷阪3番地
電話番号:0744-52-2016
開門時間:8:30~17:00
入山料金:大人 600円、高校生以下 100円、5才以下 無料、障がい者 300円(障がい者手帳要提示)
「大和あじさい重ね色巡礼」をするならここも必須!室生寺(奈良県宇陀市)
大和三大観音には入っていませんが、「大和あじさい重ね色巡礼」をするなら、宇陀市の室生寺まで足を伸ばしましょう。
室生寺は「女人高野」として信仰を集めるお寺です。役行者ゆかりの古刹で、桜やしゃくなげ、あじさい、青紅葉、紅葉と季節ごとの自然が楽しめます。近くにはパワースポットとして有名な「室生龍穴神社」もあるので、時間に余裕があれば合わせて参拝するのもいいかもしれません。
京都市街から室生寺へのアクセス
京奈和自動車道を奈良方面へ。大和郡山に入ったら西名阪自動車道に入り、西名阪自動車道、名阪国道を東に向かいます。針ICから一般道に降り、国道369号を南へ。外の橋交差点を左に曲がり、県道28号線を進んでください。京都からの所要時間は約2時間です。駐車場は1台500円の料金がかかります。
室生寺の住所・電話番号・拝観時間・拝観料など
公式URL:http://www.murouji.or.jp/
住所:奈良県宇陀市室生78
電話番号:0745-93-2003
拝観時間:8:30~17:00、12/1~3/31は9:00~16:00
拝観料:大人 600円、子ども 400円
大和三大観音あぢさゐ回廊、1日で回れる?
最後に、ちょっと気になるのが「大和三大観音あぢさゐ回廊」が1日で回れるのかどうか。
大和三大観音あぢさゐ回廊の会場のうち、岡寺と壷阪寺は比較的近く、車も15~20分程度の距離です。長谷寺は少し遠く、30分程度かかるのではないでしょうか。
そのため、大和三大観音あぢさゐ回廊を見て回るだけなら、1日に回れないことはないと思います。
ざっくり考えてみました。
9時 京都出発
11時 壷阪寺到着(1時間程度滞在)
12時 壷阪寺出発
12時30分 岡寺到着(1時間程度滞在+近くでランチ1時間)
14時30分 岡寺出発
15時 長谷寺到着(1時間程度滞在)
16時 長谷寺出発、京都に帰る
……くらいのスケジュール感になるでしょうか(かなり適当です)。
なお、室生寺は長谷寺から約30分程度かかります。そのため、16時に長谷寺を出た場合、拝観時間には間に合うものの、中をゆっくり見て回れない可能性が非常に高いです。
以上のことから、「大和三大観音あぢさゐ回廊だけを楽しむなら1日でできないこともない。しかし、ゆっくり境内を散策したり「大和あじさい重ね色巡礼」も楽しむなら、開催期間も長いですから、2回に分けてドライブに行った方がよさそう、ということになりそうです。
大和三大観音あぢさゐ回廊へ、レンタカーで行こう!
今回は、大和三大観音あぢさゐ回廊についてご紹介しました。
大和三大観音あぢさゐ回廊の会場であるお寺へのアクセスは、レンタカー利用が便利です。ベストレンタカーなら、当日プラン(12時間)が軽自動車なら1,200円、小型乗用車(コンパクトカー)なら3,000円。ご家族やグループでのご利用なら、一人あたりの負担は数百円というお手頃価格。ぜひ、ご利用をご検討ください。
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