雪道のレンタカードライブ注意点とは?冬のドライブスポットもご紹介!
- 2022.12.31
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- コラム
こんにちは、京都のベストレンタカーです。
去る12月24日前後、日本全国広い地域で雪が降りました。北海道や東北、日本海側だけでなく、四国などの本来は温暖な地域でも雪が積もったようですね。
京都市内でも雪はちらつきましたが、幸いほとんど積もらりませんでした。京都は、少なくとも市街地は雪が積もったり路面が凍結したりすることは年に数回あるかないか。です。レンタカーで市内や市内近郊を走る場合は、冬場といっても特に気をつけることはほぼないと言っていいでしょう。
とはいえ、少し郊外に行くと話は別です。行き先によっては、しっかり冬場ドライブの準備をしておいたほうが安心です。
そこで今回は、冬場のレンタカードライブの注意点をご紹介します。
目的によっては、スタッドレスタイヤが必須!
※これから話すことは、あくまで積雪や路面凍結が予想される地域へのドライブという話です。
冬のレンタカードライブでしておいたほうがよいことは、まず、「スタッドレスタイヤの利用」です。
弊社の場合、スタッドレスタイヤは有料オプションになるのですが、安全のためにも「積雪・凍結が予想される地域に行く場合はスタッドレス」をお願いします。
なぜ、スタッドレスタイヤのご利用をお願いしたいのか。
JAFがとてもわかりやすい動画をYouTubeに上げていますので、ぜひこちらを一度ごらんいただければと思います。
この動画では、圧雪路(雪が踏み固まった道)と氷雪路(表面が氷になってしまった道)を、ノーマルタイヤ、スタッドレスタイヤ、オールシーズンタイヤ、ノーマルタイヤにチェーン、オートソック、スプレーチェーンをつけた車で走り、それぞれの制動距離を比較しています。
結果について、こちらに引用しておきますね。
時速40kmで走行時の制動距離は、圧雪路の場合
1.スタッドレスタイヤ 17.3メートル
2.ノーマルタイヤ+オートソック 20.1メートル
3.オールシーズンタイヤ 22.7メートル
4.ノーマルタイヤ+スプレーチェーン 24.1メートル
5.ノーマルタイヤ+チェーン 28.4メートル
6.ノーマルタイヤ 29.9メートル
氷雪路の場合
1.ノーマルタイヤ+チェーン 59.0メートル
2.スタッドレスタイヤ 78.5メートル
3.ノーマルタイヤ+オートソック 99.2メートル
4.オールシーズンタイヤ 101.1メートル
5.ノーマルタイヤ 105.4メートル
6.ノーマルタイヤ+スプレーチェーン 112.8メートル
この2つの結果から「スタッドレスタイヤは圧雪路でも氷雪路でも、比較的短い制動距離で止まれる」ことがわかります。
ご自身の安全のためにも、積雪が予想される地域にレンタカーでドライブされる場合は、ぜひスタッドレスタイヤのご利用を前向きにご検討いただければと思います。
特に雪深いエリアにドライブする時に気をつけておきたいこと
日本海側など、特に大雪が予想される地域に行く場合は、次のような準備をしておくと安心です。
1.天気予報の確認
出先の天気予報の確認は必須。大雪や荒天が予想される場合は予定変更するのも大切です。
2.ルートの確認
積雪が予想される場合は、できるだけ除雪されている可能性が高い幹線道路を中心にルート設定をしましょう。
抜け道、特に山道を通る抜け道は幹線道路以上に雪が積もっている可能性もあります。少々遠回りになっても、安全第一でルート設定を。
3.ガソリンスタンドの確認
のろのろ運転(加速・減速をこまめに繰り返す運転)は、ガソリンの消費量が増えがちです。積雪等で渋滞・のろのろ運転に備えるには、ガソリンの残量を意識しておくことが大切。
また、ガソリン残量が十分あれば、万一の立ち往生時にも暖がとれたり、ラジオ等を聞いて情報収集ができたりなどできるので安心です。ガソリンスタンドの位置も確認して、早め早めに給油をしておくことをおすすめします。
4.寒さ・雪対策グッズの準備
寒さや雪対策グッズも車に乗せておきましょう。
・カイロ、毛布、手袋、マフラーなどの防寒具
・携帯トイレ
・ちょっとしたお菓子や飲み物
・モバイルバッテリー
などを用意しておくと安心です。
5.予定変更も選択肢のひとつ
行き先で大雪が予想される場合は、予定を変更するのも選択肢のひとつです。
せっかくのドライブです、無事に行って帰ってこれるのが一番。安全にドライブを楽しむためにも、計画を見直してみることも大切です。
京都からレンタカーで冬ドライブ、おすすめのスポット3つ!
さて、冬のドライブの注意点をお伝えしたところで、この冬おすすめのドライブスポットを3つ紹介します。今回は、あまり雪などの心配をしなくてもよさそうなところを中心にピックアップしました。
1.南紀白浜アドベンチャーワールド
定番中の定番、和歌山県白浜町のアドベンチャーワールド。パンダファミリーで有名なアドベンチャーワールドですが、なんと、2023年2月に、ファミリーのパンダが一気に3頭も中国に帰ることになりました。
帰るのは、お父さんパンダの永明(えいめい)と、双子の姉妹である桜浜(おうひん)と桃浜(とうひん)。この3頭が見られるのは、この1月で最後。ぜひ、中国に帰る前にこの3頭の姿をしっかり見ておきたいものですね。
※3頭の展示予定などは、アドベンチャーワールドの公式ホームページでご確認ください。
京都からアドベンチャーワールドへのアクセス
アドベンチャーワールドへのアクセスは、まずは第二京阪を利用して門真JCTで近畿自動車道へ。その後阪和自動車道に入り、南紀田辺インターチェンジで自動車道から出ます。あとは国道42号線、県道33号線を経由して白浜町に向かいましょう。白浜町に入るとアドベンチャーワールドへの道案内看板が増えてきますので、迷うことはまずないと思います。
所要時間は約3時間。途中のサービスエリアなどで休憩も楽しみながら向かいましょう。
駐車場は普通車1台1,200円。入園料とは別に料金が必要です。
アドベンチャーワールド付近のスポット
アドベンチャーワールド以外にも、千畳敷や三段壁、円月島など白浜町には観光地がたくさんあります。また、温泉はもちろん冬は高級魚「クエ」が旬を迎えます。
最近はおしゃれなグランピング施設なども多くできています。観光やレジャーには困らないエリアですよ。
2.出雲大神宮
出雲、と聞くと島根県の有名な神社を思い出す方も多いと思いますが、出雲大神宮は京都府亀岡市にある小さな神社です。
社伝によると『丹波国風土記』にも登場するというとても古い神社で、島根県の出雲大社はもともと出雲大神宮から勧請したのだそう。そのため「元出雲」、つまり出雲大社の元になった神社という呼び方もあるそうです。
ご神体は、神社の背後にそびえる御蔭山(みかげやま)という山。かつては禁足地だったという山中に入ると、古墳や大きな磐座(いわくら)などがあり、背筋が伸びるようなすがすがしい空気を感じます。
ここがおすすめの理由は、鳥居の前に立っている「しあわせ、なでうさぎ」の像。祭神である大国主命(おおくにぬしのみこと)にゆかりのある、「因幡の白兎」にちなんだ像です。
ちょうど2023年の干支は卯。初詣もかねてお参りに行ってみてはいかがでしょうか。
京都から出雲大神宮へのアクセス
国道9号線を利用して亀岡市へ向かいます。亀岡市に入ったあとは府道73号線を走ると到着します。所要時間は約1時間。
無料駐車場もありますが、お正月は混雑する可能性もありますので、ご注意を。
出雲大神宮近くのスポット
亀岡市内には湯ノ花温泉という温泉があります。日帰り入浴ができる施設もあるので、立ち寄って温泉を利用してゆっくり食事をいただいて帰るのもおすすめです。
買い物をしたいなら、国道9号線沿い、篠町野条交差点の近くにある「ファーマーズマーケット たわわ朝霧」は要チェック。JA京都 篠支店に隣接した、京都府最大規模をほこる直売所で、新鮮な野菜やお米、乳製品、亀岡牛などの精肉などが購入できることから、最近人気のスポットです。
3.三井アウトレットパーク マリンピア神戸
関西にアウトレットはいくつかありますが、この冬はマリンピア神戸が要チェック。
実はマリンピア神戸は2023年1月15日をもって「一時閉館」。全館リニューアル工事がスタートします。そのため、2022年12月16日~2023年1月15日は最後の売り尽くしセールを行っています。いつも以上にお得な買い物ができそうですね。
京都からマリンピア神戸へのアクセス
名神高速を通って、阪神高速3号線へ。若宮出入り口から国道2号に出て、さらに西へと走ります。「福田川」交差点を左折すればマリンピア神戸の駐車場です。駐車場は、3,000円以上買い物をすれば1時間無料。
京都からのアクセスは約1時間40分です。
三井アウトレットパーク マリンピア神戸近くのスポット
近くのスポットには、明石海峡大橋や舞子公園、須磨浦公園や須磨浦山上公園など、美しい神戸の海を楽しめるスポットがいくつかあります。また、ドライブを楽しみたい場合は帰りに六甲山などのドライブスポットを回るのもおすすめです。
レンタカーでの冬ドライブ、おすすめの車種は?
繰り返しになりますが、冬とはいえ、雪の予想がない場合はいつもと同じ感覚で選んでいただいて大丈夫です。軽自動車やコンパクトカーを中心に、乗る人数や荷物を考えて決めていただければと思います。
スタッドレスタイヤもお申し込みいただく必要はありません。ただし、繰り返しになりますが、雪が予想されるエリアに行かれる場合はぜひオプションのスタッドレスタイヤのご利用をご検討ください。
雪が予想されている場合は、運転し慣れている車種のご利用でよいと思います。
雪というと、時々「4WDのほうが雪道に強いのでは?」という意見を伺います。しかし、実は2WDと4WDの制動距離に大きな違いはありません。なので「雪が多いエリアにドライブしたいから4WDがいい」とは限りません。
詳しくは、これもまたJAFが動画を作っているので、こちらをご覧いただければと思います。
雪道で大切なのは安全運転、つまり制限速度をしっかり守り、車間距離も十分に保つことです。
そのためにも、できれば心に余裕を持って運転できる、慣れている車種をご利用いただいたほうがいいのではないでしょうか。
今年もありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします!
最後になりましたが、みなさま、今年もベストレンタカーをご利用いただきありがとうございました。
来年も、お手頃価格でレンタカーをご利用いただけますよう、スタッフ一同努力してまいります。どうぞよろしくお願いいたします。また、ブログでも京都からのドライブ情報などをお伝えしていきます。こちらも引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
それではみなさま、良いお年を。来年も交通安全、安全運転で楽しいドライブを!