大江山へ、レンタカーで「鬼」を巡るドライブを
- 2023.05.31
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- コラム
こんにちは！京都の格安レンタカー、ベストレンタカーです。
気温が高い日が増えてきました。5月29日には早くも梅雨入り宣言が出ましたね。湿気も高くなってきて、もう少し爽やかな初夏を楽しみたかったなあ……という気がしています。
ゴールデンウィークが終わり、夏休みにはまだ早い6月は少々中途半端な空気が漂う時期。そんなときこそ、ドライブに出かけて気分転換してみませんか？
今回は、ここ数年人気の「鬼」にまつわる場所を京都府福知山市に訪ねるドライブを紹介します。
親子連れの方はもちろん、不思議や怪異が好きな人、民俗学や歴史が好きな人、そんなのどうでもいいから緑豊かな場所にドライブに行きたい！という人におすすめのスポットですよ。
大江山の鬼伝説と福知山市
京都に伝わる、大江山の鬼伝説をご存知でしょうか。まずはこの伝説をかいつまんで紹介しましょう。
大江山に住む酒呑童子という鬼が、都にやってきては姫を連れさらうなどして暴れ回っていました。そこで朝廷は源頼光（みなもとのよりみつ）らに討伐を命じます。頼光は「頼光四天王」と呼ばれる有力な配下4人らを連れ、大江山に向かいました。
頼光たちは、山伏のふりをして酒呑童子の隠れ家に潜り込みます。一緒に酒盛りを楽しみ油断させたあと、毒酒を酒呑童子に飲ませた後に首を切り、成敗しました。
一行は酒呑童子の首を都に持ち帰ろうとしましたが、老ノ坂にさしかかったときに道端のお地蔵様に「そのような不浄なものを都に持ち込んではいけない」と言われます。酒呑童子の首も急に重くなり、その場から動かなくなってしまいました。そこで一行はその場に酒呑童子の首を「首塚大明神」として手厚く葬り、都に戻りました。
細部は諸説ありますが、おおむねこのようなお話です。
この伝説に出てくる大江山は、福知山市にあります。そして大江山周辺には、酒呑童子伝説や鬼にまつわるスポットがいろいろあり、ここ数年の鬼ブームもあって注目を集めているのです。
福知山市は、鬼にまつわるスポットを楽しく見て回れるように「鬼鬼ビンゴ」というシートを公開しています。2種類あるのでお好きなほうを選んでプリントアウトすれば、スタンプラリー感覚で鬼のスポットを見て回れますよ。
※なお、ビンゴができたからといって何かもらえるというわけではないようです……
日本の鬼の交流博物館
日本の鬼の交流博物館は、福知山市大江町にある博物館。今年はちょうど開館30周年にあたるため、さまざまな記念企画も行われています。
日本の鬼はもちろん世界の鬼に関する展示、大江山の鬼退治伝説（大江山には酒呑童子以外にも鬼退治伝説が残っています）にまつわる展示ありと、なかなか見応えがありますよ。特に世界の鬼の展示は、日本の鬼とはまた違った迫力があって少し怖いくらいです。
また、庭に展示されている「平成の大鬼」は、高さが5メートル、重さが10トンもある大きな鬼瓦。あまりの大きさに、私はこれを見た瞬間、スーパーマリオシリーズに出てくる敵キャラ「ドッスン」を連想しました（ドッスンよりずっと怖い顔をしています）。
日本の鬼の交流博物館の住所・電話番号・営業時間
住所：京都府福知山市大江町佛性寺909
電話番号：0773-56-1996
開館時間：9：00～17：00（入館は16：30まで）
休館日：毎週月曜（祝日の場合は翌日）、祝日の翌日、年末年始（12月28日～1月4日）
入館料：一般 330円、高校生 220円、小中学生 160円
京都市街から日本の鬼の交流博物館へのアクセス
京都縦貫自動車道を舞鶴大江ICまで走り、一般道におります。国道175号線を経由し、福知山市大江町に向かい、府道9号線を宮津方面に向かいます。所要時間は約2時間。駐車可能台数は50台。
二瀬川渓流
二瀬川（ふたせがわ）は大江山を源流とする川。由良川水系に属し、やがては日本海に注ぐ清流です。日本の鬼の交流博物館とはクルマで5分程度しか離れていません。
頼光一行が酒呑童子征伐のために大江山にやってきたときのこと。さて鬼の棲家はどこだろうと探しているときに、一行は川で洗濯をしている官女と出会い、酒呑童子の館を教えてもらったといいます。そして、官女が洗濯をしていた川こそが、この二瀬川。
そんな川ですから、周辺には鬼にまつわるスポットがいくつかあります。川に沿って遊歩道が整備されているので、ひんやり川風を受けながら、ゆっくり鬼の痕跡を探すのもおすすめですよ。
鬼の足跡
まずは「鬼の足跡」と呼ばれる岩。一枚岩に、まるで足跡のように細長い穴があります。川の対岸にある岩から鬼が飛び降り、この岩に着地したときにできた跡だと伝わっています。
頼光の腰掛け岩
遊歩道を歩いていると突如現れる、大きな岩。これは「頼光の腰掛け岩」と呼ばれ、酒呑童子退治に来た源頼光が腰掛けて休んだ岩だと伝わっています。
鬼の像
大江町内には、インドネシアからやってきたユーモラスな鬼の像が13体あります。二瀬川付近には4体の鬼の像があり、それぞれ「清流鬼（せいりゅうき）」「茶屋左衛門（ちゃやざえもん）」「茶屋右衛門（ちゃやうえもん）」「分鬼（ぶんき）」という名前なのだそう。
鬼の像については、福知山市の公式ページに詳しい解説がありますよ。
二瀬川渓流の住所・電話番号・営業時間
住所：京都府福知山市大江町佛性寺
京都市街から二瀬川渓流へのアクセス
京都縦貫自動車道を舞鶴大江ICまで走り、一般道におります。国道175号線を経由し、福知山市大江町へ。府道9号線を宮津方面に向かって走ります。所要時間は約2時間。9号線沿いに「二瀬駐車場」という駐車場があるので、そこを利用するといいでしょう。二瀬駐車場より少し先、歩行者用の橋近くにも小さな駐車場があります。
大江山鬼瓦公園
大江山鬼瓦公園は、京都丹後鉄道（丹鉄）の大江駅前にある公園です。
鬼瓦を作る人のことを「鬼師（おにし）」と呼ぶのですが、ここには日本全国の鬼師の作品が屋外展示されています。鬼瓦のほか、鬼の酒噴水や鬼の街灯、鬼のマンホールなど鬼づくしの公園ですよ。
また、丹鉄の大江駅の1階コンコースには売店や地域観光案内ステーション、お手洗いがあるほか、レンタサイクルも利用できます。天気が良ければ大江駅の駐車場にクルマを置いてサイクリングも楽しそうですね。
大江山鬼瓦公園の住所・電話番号・営業時間
住所：京都府福知山市大江町河守285
営業時間：公園はいつでも利用可
京都丹後鉄道大江駅
住所：京都府福知山市大江町河守409-2
大江駅売店
営業時間：8:00～17:30（無休）
大江町地域観光案内ステーション
営業時間：8:00～17:30（無休）
電話番号：0773-56-2070
京都市街から大江山鬼瓦公園へのアクセス
京都縦貫自動車道を舞鶴大江ICまで向かいます。舞鶴大江ICから一般道におり、国道175号線を走ってください。所要時間は約1時間40分。台数は不明ですが十分な台数を収容できる無料駐車場があります。
頼光を応援した太鼓が今に残る！和知（わち）太鼓とは？
京都府船井郡京丹波町和知には、源頼光ゆかりの太鼓が伝わっています。
酒呑童子退治に赴いた源頼光一行は、都を出たのち園部、須知を経て和知町にさしかかったときの話です。一行が草尾峠を越えようとしたとき、急に激しい雷雨に見舞われました。そこで一行は、近くの藤森神社に雨宿りをすることにしました。
やがて雨があがり、一行がさあ出発しようとしたときです。村人が集まってきて頼光の武運長久を祈願し、士気を鼓舞するため太鼓を打ち鳴らしました。
この太鼓が「和知太鼓」として今に伝わっているのだそう。今でも保存会の方々が各地で演奏を行っているそうですよ。
保存会は、和知にある「道の駅 和（なごみ）」併設の伝統芸能常設館で数か月に1回演奏会を行っています。2023年度は6月24日と10月28日、11月25日、2024年1月27日に公演予定だそうなので、興味がある方は足を運んでみてはいかがでしょうか。
※写真はプライベートでとあるツアーに参加したときに撮影したものです。このときは駅のホームで和知太鼓を披露していただきました。プライバシー保護のため画像は一部加工しています。
道の駅 和（なごみ）の住所・電話番号・営業時間
住所：京都府船井郡京丹波町坂原上モジリ11
営業時間：売店（特産品販売所）8:30～18:30（11〜3月は18:00迄）など
定休日：毎週火曜（祝日の場合は営業）
京都市街から道の駅 和（なごみ）へのアクセス
京都縦貫自動車道を丹波ICまで走り、一般道へ。そのあとは国道9号線を丹波方面に向かいます。蒲生交差点を右折し、国道27号線を道なりに走ると到着です。所要時間は約1時間20分。普通車88台分の駐車場があります。
京都発から鬼を巡るドライブをするなら、格安レンタカーのご利用を！
福知山市大江町を中心に「鬼」を巡るドライブスポットを紹介しました。
京都市内から大江町へは、比較的短時間で行けます。鬼のスポットも狭い範囲に点在しているので、巡るのにあまり時間はかからないのではないでしょうか。レンタカーをご利用いただく場合は24時間お使いいただける1DAYプランがぴったりです。
ベストレンタカーでは、1DAYプランなら軽自動車で3,800円、コンパクトカーなら4,200円でご利用いただけます。お子様連れでのご利用の方にはオプションでベビーシート、チャイルドシートをご用意しておりますよ。カーナビもオプションでご用意いたしますので、お気軽にご相談ください。
車種・プランについて詳しくはこちらのページをご覧ください。
それではみなさま、安全運転でレンタカードライブをお楽しみください。スタッフ一同、お問い合わせ、ご予約をお待ちしております！