夏のレンタカードライブの猛暑対策、ポイントは何?
- 2023.07.15
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- コラム
こんにちは。京都の格安レンタカー、ベストレンタカーです。
7月に入り、京都では祇園祭が始まりました。特に前祭(さきまつり)、後祭(あとまつり)の山鉾巡行前は四条通や周辺の道に山鉾が建てられ、通行規制が掛かります。市内を車で走行される際は、事前に交通規制をご確認ください。
京都市の通行規制に関しては、京都府警察臨時交通規制ページで確認できます。祇園祭以外にも行事や季節に応じてさまざまな交通規制がありますので、特に夏の旅行前は出かける前にチェックしておくと安心です。
さて、夏の暑さも本格的になってきました。そこで今回は、夏のレンタカードライブでの暑さ対策をいくつか紹介します。ぜひ、夏のレジャーに行かれるときの参考にしてください!
炎天下に駐車した車内。温度はどれくらい上がるの?
夏のレンタカードライブで一番大切なことは、暑さ対策です。特に気を付けたいのが、目的地について車を駐車したあと。放置された車内はあっという間に温度が上がります。
どれくらい温度が上がるのか、2012年にJAFが実験を行っています
この結果を見ると、気温35℃の屋外で4時間放置した場合、自動車の車内温度は最高51℃まで上がりました。サンシェードをつける、窓を少し開けるなどの対策をすると気温上昇は抑えられますが、それでも45℃程度までは上昇します。
屋外の駐車場を避け、屋内の駐車場や木の陰など直射日光が当たらないところに止められればベストですが、なかなかそうはいきません。特に海や山のレジャーはまず屋外の駐車場しかありませんので、夏にドライブをする場合は、これだけ車内は暑くなることを前提に考えておく必要があるでしょう。
暑さ対策でメジャーなサンシェード。その効果は?
暑さ対策として一般的な方法のひとつに、サンシェードが挙げられます。先ほど紹介したJAFのデータを見ても、サンシェードを使うと車内最高温度は50℃、平均45℃となり、何も対策しないより2~3℃低いという結果が出ています。
注目すべきは、車内の温度ではなくダッシュボードの最高気温でしょう。対策をしなかった場合、ダッシュボードは最高74℃まで上がったのに対し、サンシェードを使った場合は52℃までしかあがっていません。その差は実に20℃以上。かなり大きな差が出ています。
駐車していたクルマに戻ってきたときに、ダッシュボードやハンドルの熱さにびっくりした経験はきっと誰にもあるはずです。サンシェードを使うと、車内全体の温度上昇には決定打といえるほどの効果はないけれども、少なくともダッシュボードやハンドルの熱上昇は十分抑えられるでしょう。
レンタカーでサンシェードを使うには?
サンシェードにはいくつか種類があります。よく見かけるのは、アルミシートが貼られた蛇腹タイプのものですね。レンタカーでサンシェードをご利用いただく場合は、このタイプが一番いいのではないかと思います。
理由は大きく2つあります。
まずは、サイズです。サンシェードには適合サイズがあります。マイカーなら大きさや車種に合わせて選べますが、レンタカーの場合はそうはいきません。
蛇腹タイプの場合、適合サイズに比較的幅があります。たとえばざっくりと「軽自動車ならSサイズ」「コンパクトカーならMサイズ」というように分類されています。そのため、レンタカーであってもまあまあ比較的合っているサイズを選びやすいのではないでしょうか。
それから、予算です。サンシェードタイプは比較的安価で、ものによっては100均ショップでも購入できます(ただし、価格は100円とは限りません)。夏に1回のレンタカードライブに使えたらそれで十分、だからあまり予算を使いたくない、という人にはうれしいお値段ではないでしょうか。
ただし、蛇腹タイプにはひとつデメリットがあります。それが、コンパクトにたためないことです。100均などで実物を見ていただくとわかるのですが、蛇腹タイプはあまりコンパクトにたためません。走行中は荷室に置くなどしておく必要があるため、ちょっと面倒です。
コンパクトに収納できるものがいい場合は、傘のようにコンパクトに折りたためる、折りたたみタイプもあります。しかし、こちらは蛇腹タイプと比べるとややお高めです(といっても2,000円前後ですが)。また、広げるときやたたむときにダッシュボードに傷を付けてしまうことがあるため、レンタカーでご利用いただくときは慎重に設置していただきますようお願いします。
高温になる車内。放置してはいけないものは?
車内温度が高くなると、気を付けなければいけないのが荷物です。
特に宿泊旅行では荷物も多くなりがちです。途中の観光スポットで降りるときは、手荷物だけを持って降りることがほとんどでしょう。しかし、以下のようなアイテムは面倒でも車内に放置しないことをおすすめします。
車内に放置しないほうがいいアイテム
・スマートフォンやタブレット、モバイルバッテリーなど
→スマートフォンはおそらくほとんどの人が持ち歩くかもしれません。ただし、たとえば車内で子どもに動画を見せるためにタブレットを持ち込んだ場合や、万一に備えてモバイルバッテリーを持参した場合は、できるかぎり車内に放置しないようにしましょう。
精密機器は暑さに弱いので、トラブルの原因になりがちです。モバイルバッテリーは最悪、発火する可能性もあります。少々荷物は重くなるかもしれませんが、手荷物として持ち歩きをおすすめします。
・中身が入ったペットボトル
→せっかくの冷たい飲み物も、車内に放置してしまうとあっという間に熱くなってしまいます。炭酸飲料の場合は、暑さで膨張して破裂してしまうことも……
また、怖いのがミネラルウォーターなどの透明の飲み物。置き場所によっては、レンズのように光を集め、シートを焦がしてしまったり火事の原因になる可能性があります。これもできるかぎり持ち歩きましょう。
特に飲みさしの飲料は要注意。雑菌が繁殖しやすくなります。保冷バッグを使うなどの工夫が必要でしょう。お茶などの場合は、保冷ができるマイボトルに移し替えておくのもいいかもしれません。
・チョコレートやキャンディなどの溶けやすいお菓子
→せっかくのおやつがドロドロになります。お土産などで購入した場合は、保冷バッグに保冷剤と一緒に入れるなどして溶けにくくなるような工夫をしておくと安心です。
・スプレー缶
→夏になると、冷感スプレーや制汗スプレーは欠かせない!という人もいるでしょう。アウトドアに行くなら、虫除けスプレーは必須です。最近は日焼け止めにもスプレータイプがありますね。
愛用のスプレーが、高圧ガスを使ったタイプである場合は、車内放置は避けたほうがベターです。置き場所によっては、ガスが膨張して破裂・爆発してしまうこともあります。夏のドライブ旅行なら、冷感シート、制汗シート、虫除けシート、日焼け止めクリームなど、ガスを使わないタイプのものを選ぶと安心です。
・こすって消せるボールペンで書いた書類、メモ
→こすって消せるボールペンを愛用している人はたくさんいらっしゃると思います。しかし、こすって消せるボールペンのインクは熱で消えます(こすると摩擦熱が発生するのでインクが消えるのです)。暑い車内に放置しておくと、インクが消えて白紙に戻ってしまう可能性があります。
こすって消せるボールペンで書いた書類やメモは車内に持ち込まない、最初から消えないボールペンで書くなどの工夫をお願いします。
車内温度をどう下げる?
炎天下で駐車して、室内温度が高くなったクルマ。この温度を下げるにはどうすればいいのでしょうか?
これもやはり、JAFが実験しています。
◆夏の駐車時、車内温度を最も早く下げる方法は?(JAFユーザーテスト)◆
結論から言うと、もっとも早く車内温度を下げられた方法は「窓を全開にし、 車のエアコン(オート)を外気導入、温度設定はLo(最低)にして走行。2分後に窓を閉め、エアコンを内気循環にして3分間走行」でした。
車内温度を下げるには、車内の空気を入れ替える必要があります。窓を全開にして走ればそれだけ早く車内と車外の空気が入れ替わります。外気が暑くても、車内温度ほど暑くはありません。暑いとどうしても窓を閉めて走行したくなりますが、実は最初の数分間は窓を全開にして走ったほうがいいそうです。
夏のレンタカードライブ、暑さ対策のまとめ
最後に、夏のレンタカードライブの暑さ対策をまとめておきましょう。
1.車内温度は何もしないと50℃くらいまで、ダッシュボードは80℃近くまで上がります
2.サンシェードなどを使って、車内温度とダッシュボードの温度上昇を抑えましょう
3.車内温度が高温になることを踏まえ、貴重品や溶けやすいものは手荷物として持ち運びましょう
4.車内温度が上がったあとは、窓を全開にしてエアコンを外気循環にして走行。その後窓を閉めてエアコンを内気循環にすると、早く車内温度が早く下がります
この4つのポイントを押さえて、夏のレンタカードライブをお楽しみください!
さて、そろそろ当社でも夏休みのレンタカー予約が増えてきます。ドライブの日程等が決まりましたら、早めにお問い合わせのほど、どうぞよろしくお願いいたします。
ご利用目的別おすすめ車種については、こちらでご紹介しています。
また、カーナビやチャイルドシートなどのオプションもご用意しておりますので、必要に応じてこちらもぜひご利用ください。
それではみなさま、暑さ対策をしっかり行って、夏のレンタカードライブをお楽しみください。スタッフ一同、お問い合わせ、ご予約をお待ちしております!